【2025年新刊】おすすめフィクション児童書・絵本(8/16号) 8/3~8/9に読んだ本

フィクション担当のくりです
8/3~8/9の読了26冊から、フィクションのよかったもの8冊ご紹介します!
『みんながねむったら』
安西水丸 絵 安西カオリ 文 小学館 2025/7
2歳~
安西水丸さんの懐かしい絵と、娘・カオリさんの物語が響き合う。夜の魔法と朝の余韻が心に残る。
『じーっ』
中山信一 作 偕成社 2025/7
3歳~
男の子と一緒に、小さな日常をじっと見つめる。静かであたたかな時間を味わえる。
『へいのうえのねこ』
斎川まいたろう 作 集文社 2025/6
4歳~
塀の上のねこがきっかけで起こる人々の小さな交流。別れの中に優しい愛情が満ちている。
『つめのくに』
シゲリカツヒコ 作・絵 金の星社 2025/7
4歳~
爪噛み癖のリコが“つめのくに”で爪の役割を知る物語。リアルな描写が印象的。
『まるでむかしばなしのような : ハンス・クリスチャン・アンデルセンの一生』
ジェイン・ヨーレン 文 ブルーク・ボイントン‐ヒューズ 絵 福本友美子 訳 岩崎書店 2025/7
4歳~低学年も
アンデルセンの生涯を美しい絵画のような構成で描く伝記絵本。後半は彼の物語が宝箱のように広がる。
『ひろしまの子 : 朗読詩』
四國五郎 詩 長谷川義史 絵 BL出版 2025/7
低学年~小学生
原爆で亡くなった広島の子どもたちを、強い言葉と迫力ある絵で描く。
『麦ちゃんのめがね』
最上一平 作 かつらこ 絵 新日本出版社 2025/7
中学年~
メガネで世界が広がった麦ちゃん。小さな魅力に気づく視点がかわいらしい、優しい物語。
『中受 : 12歳の交差点』
工藤純子 著 講談社 2025/6
高学年~
三者三様の中学受験を通し、動機や迷い、努力と成長を描く。受験のリアルが伝わる物語。
くりが選ぶ 今週の一冊! 8/16号
『中受 : 12歳の交差点』
工藤純子 著 講談社 2025/6です!

都立、私立、さまざまな特色の中学を目指す三人の小6。動機や悩み、受験への奮闘を丁寧に描き、読者はそれぞれの道のりを追体験できる。現実感あふれる描写と温かい結末が心に残る、読み応えのある一冊です。

くろのノンフィクション8/16号もよろしくお願いします!