【2025年12月】月間新刊五つ星|おすすめ絵本&児童書

  1. 【2025年12月】激推し新刊!絵本&児童書【12/1~12/31 読了】
    1. 『だれかさんのぶん』
    2. 『ウマになれたらいいのにな』
    3. 『ゆき』
    4. 『きぼーる』
    5. 『だいすきライオンさん』
    6. 『わたしがすきなもの』
    7. 『おもいでいろのねこ』
    8. 『まほうつかいのノナばあさん』
    9. 『よあけのはこ : アラスカのむかしばなし』
    10. 『こくとうぴょ~』
    11. 『おどっているよ、わたしのて : 目で見ることばでおはなししたら』
    12. 『むじな』
    13. 『わたし、フードパントリーにいくの!』
    14. 『オシラさま』
    15. 『あの、ここどうぞ。』
    16. 『ミシュカ』
    17. 『エレベーターが止まったら』
    18. 『花に風』
    19. 『合言葉はフリンドル!』
    20. 『おれたちはギロンする』
    21. 『エリーは波にうかぶ』
    22. 『からだたんけんれっしゃ かぜをやっつけろ!』
    23. 『えいきゅうしちゃん』
    24. 『感じてみよう時間の長さ : 1分から100年まで』
    25. 『うれしたのし江戸文様』
    26. 『おいしいお米をつくりたい! : ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』
    27. 『ガリレオとアントニ : 遠くをみた科学者と近くをみた科学者』
    28. 『ごみのゆくえとリサイクル1』
    29. 『わたしは書体デザイナー : みんなの「読める」をデザインしたい』
    30. 『知るのが楽しくなる毛のひみつ』
    31. 『さよならなんかしない』
    32. 『忘れないで、ガザ : 命をつなぐ医師たちの証言』
  2. 月間新刊五つ星 2025/12月号総評! 

【2025年12月】激推し新刊!絵本&児童書【12/1~12/31 読了】

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りす

小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。

くり
くり

まずはフィクションからだよ!

『だれかさんのぶん』

香山美子 作  ひろかわさえこ 絵    金の星社    2025/11
3歳
ぶたのおかあさんが、余った生地で”だれかさんのぶん”のパンを焼く。そのパンが受け継がれていく心温まる物語。優しい文と絵に心が和む。

『ウマになれたらいいのにな』

ソフィー・ブラッコール さく  山口文生 やく     評論社    2025/11/1
3歳低学年
馬になったら、なにができる?少女の夢を、リアルで美しい絵でダイナミックに描く。想像の先に秘められた想いが胸を打つ。

『ゆき』

三浦太郎 作      偕成社    2025/11
3歳
真っ白な世界に響く歓声。俯瞰で描く雪景色を辿るうちに、特別な秘密に気づきます。力強い木々と白の対比が目を奪う、驚きと美しさに満ちた冬の物語。

『きぼーる』

キボリノコンノ 作     白泉社   2025/11
3歳小学生
驚くほど精巧な木彫りで食べ物を生み出す彫刻刀のきょうだい。ポップな色彩と圧倒的な造形美が融合した、新感覚のアート絵本。

『だいすきライオンさん』

ジム・ヘルモア 文  リチャード・ジョーンズ 絵  福本友美子 訳    フレーベル館      2025/11
4歳
2018の新装版。不安な心に寄り添うライオン。温かな交流と成長を経て迎える旅立ちが、美しい色彩で描かれる、包み込むような優しさに満ちた物語。

『わたしがすきなもの』

たけうちちひろ 作     アリス館     2025/11
4歳
切り絵で描く、誕生から入学までの日々。多様な家族の「好き」が詰まった豊かな生活を、鮮やかな絵で楽しめる。小学校への期待を高める結びは、入学を控えた子へのギフトにも最適。

『おもいでいろのねこ』

PEIACO 作・絵   Gakken  2025/12
4歳~低学年
坊やとの思い出で灰色になった猫のぬいぐるみ。白さを求めさまよう姿と、元店主の言葉に救われる結末が温かい。イラストも素敵な、愛に満ちた自己肯定の物語。

『まほうつかいのノナばあさん』

トミー・デ・パオラ 作  ゆあさふみえ 訳   ほるぷ出版     2025/11
4歳~低学年
1976年の復刻新版。魔法使いの釜から溢れ出すパスタの騒動を描いた名作。流れるような文章と温かみある絵が、物語の楽しさを存分に伝える。

『よあけのはこ : アラスカのむかしばなし』

ボブ・サム 語り  あずみ虫 絵  谷川俊太郎 訳      あすなろ書房      2025/5
5歳~低学年
ワタリガラスが世界に光をもたらす、ドラマティックな物語。アラスカ先住民に伝わる進化の過程を、大胆で迫力ある絵で描き出す。

『こくとうぴょ~』

高橋久美子 作  加藤休ミ 絵     あかね書房     2025/11
5歳~低学年
サトウキビの視点から、自然の厳しさをのりこえ、黒糖に姿を変えるまでを軽快な言葉で伝える。壮大な黒糖作りの様子を、素朴で魅力的な絵と共に味わえる一冊。

『おどっているよ、わたしのて : 目で見ることばでおはなししたら』

ジョアンナ・ケ チャリーナ・マルケス 文  フラン・アルヴァレス 絵 
ミレナ・イノセンシオドミンゴ 訳     偕成社    2025/11
5歳~低学年
手話を「手のダンス」と捉える感性が瑞々しく、刺繍のような独特の絵も秀逸。言葉を超えて心を通わす喜びが光る一冊。

『むじな』

小泉八雲 原作  田辺青蛙 翻案  高畠那生 絵     岩崎書店     2025/11
5歳小学生
つるりとした顔の怪異が闇夜を支配する不朽の怪談。独創的な絵と凝った構図が不気味な美しさを際立たせる。息をのむラストはおはなし会にも最適。

『わたし、フードパントリーにいくの!』

ダイアン・オニール 文  ブリジダ・マーグロ 絵  横山和江 訳  
日本フードバンク連盟 監修・協力     文研出版     2025/11
5歳低学年
貧困や支援を受ける葛藤、助け合いを丁寧に描く。恥じずに前進する主人公に勇気をもらえる一冊。温かな絵も魅力で、フードバンクを学ぶ初級編として親子で読みたい。

『オシラさま』

ひだかのり子 再話・絵    BL出版  2025/12
5歳~低学年
切り絵の重厚な絵柄で綴る、遠野に伝わる養蚕の起源。娘と馬が天に昇る悲しくも神秘的な物語を、簡潔な文章で描く。

『あの、ここどうぞ。』

くすのきしげのり 作   こがめたく 絵     偕成社   2025/11
5歳~低学年
席を譲りたいけれど勇気が出ない。誰もが抱く葛藤や勘違いを、ユーモア交え温かく描く。心の機微を捉えた物語は、低学年への読み聞かせにも。

『ミシュカ』

エドワルト・ファン・デ・フェンデル  アヌッシュ・エルマン 作  アネット・スカープ 絵
野坂悦子 訳      静山社    2025/10
中学年
ウサギとの出会いにより安らぎを得た難民の少女ロヤ。温かい絵が、隠された旅の記憶と他者の心に寄り添う大切さを静かに語りかける。

『エレベーターが止まったら』

新井けいこ 作  伊津野果地 絵      文研出版     2025/11
中学年
エレベーター故障中のタワマンで、住民を助け階段を往復する子供達の奮闘記。リアルな日常と温かい交流を描き、読後の共感性が高い物語。

『花に風』

吉野万理子 作  あわい 絵      理論社    2025/11
中・高学年~
いけばな教室や両親の仕事を通じ、ハラスメントや対人関係の難しさを描く。嫌なことに向き合い、社会の中で折り合いをつける姿がリアル。納得の結末に心が温まる。

『合言葉はフリンドル!』

アンドリュー・クレメンツ 著   田中奈津子 訳      講談社    2025/11
中・高学年
言葉の流行から始まる師弟の知恵比べ。独創的な挑戦を支える先生の愛情と敬意が胸を打つ。知的好奇心と感動に満ちた、師弟の絆を描く名作。1999年刊行の新版。

『おれたちはギロンする』

安田夏菜 作      静山社    2025/11
高学年
日常の些細な問題をテーマに議論を交わす二人。論破ではなく共に生きるための対話を通じ、家族の悩みや自分自身と向き合う。一歩踏み出す勇気がもらえる、等身大の哲学物語。

『エリーは波にうかぶ』

ジェイミー・サムナー 作  中井はるの 訳   偕成社  2025/11
高学年・中学生
脳性まひによる車いすという厳しい現実の中、エリーが自ら居場所を切り拓く姿に勇気をもらえる。周囲の偏見や不自由さを突破し、手にした結末は圧巻の爽快感。

くろ
くろ

ここからはノンフィクション!

『からだたんけんれっしゃ かぜをやっつけろ!』

濵田真理 文  大橋慶子 絵  清水俊明 監修   交通新聞社     2025/10
5歳~低学年
小さくなった僕が列車に乗って体の中へ。風邪のウイルス侵入から治癒までを追跡し、病気の仕組みを楽しくドラマティックに学べる絵本。シリーズ。

『えいきゅうしちゃん』

minchi さく・え   岩崎書店     2025/9
5歳~低学年
乳歯から永久歯への生え変わりを愛らしく描く一冊。外出先で歯が折れた際の応急処置など専門知識も満載。自分の歯を大切にしたくなる実用的な絵本。

『感じてみよう時間の長さ : 1分から100年まで』

レイチェル・ウィリアムズ 文  レオニー・ロード 絵  竹内薫 監修  竹内さなみ 訳    
ほるぷ出版      2025/11
低・中学年~
1分から100年まで、自然や生命に流れる時間を描く。穏やかな絵が大きな紙面に広がり、時間の長さを体感できる。人生の尊さに触れる結びも美しく、ギフトやブックトークにも最適。

『うれしたのし江戸文様』

熊谷博人 文・絵  福音館書店      2025/11
中学年~
江戸の願いがこもった文様を四季の行事と共に描く。町人の知恵や工夫、役者文様まで、歴史と粋を凝縮。画集のような贅沢な紙面に江戸の情緒を感じる。

『おいしいお米をつくりたい! : ゆうちゃん、小学生で農家に弟子入りしました』

谷本雄治 著      汐文社   2025/10
中学年~
自由研究で無農薬米作りに挑む小3男子の奮闘記。周囲の支援を力に変える本人の熱意とお米愛が伝わる。地域を巻き込み成長する姿に、純粋な勇気をもらえる一冊。

『ガリレオとアントニ : 遠くをみた科学者と近くをみた科学者』

メアリー・アールド エイドリア・メサーブ 文  エイドリア・メサーブ 絵  千葉茂樹 訳
光村教育図書    2025/10
中・高学年~
望遠鏡で宇宙を見たガリレオと、顕微鏡で微生物を見たアントニ。対照的な二人の情熱を、美しい対比のデザインで描く。ギフトにも。

『ごみのゆくえとリサイクル1』

松藤敏彦 監修    ポプラ社      2025/4
中・高学年~
ごみの行方やリサイクルを詳細な図解と写真で解説。分別から工場での処理まで流れがスムーズ。デザイン構成もよく、全5巻揃えたい実用的な環境学習本。

『わたしは書体デザイナー : みんなの「読める」をデザインしたい』

高田裕美 著  ニシワキタダシ くどうのぞみ イラスト     Gakken   2025/11
中・高学年~
誰もが読みやすいUDフォントを開発したデザイナーの物語。仕事の裏側や開発の苦労を温かな文章で綴り、ユニバーサルデザインの大切さを伝える一冊。

『知るのが楽しくなる毛のひみつ』

今泉忠明 監修  しょこら・ぺす 絵       創元社    2025/11
中・高学年~
人や動物、植物まで、毛の役割を専門的に解説。羊の案内と柔らかな絵が可愛らしく、読み応えあり。知的好奇心を刺激する、ギフトにも最適な美しい本。シリーズ。

『さよならなんかしない』

佐藤まどか 森山花鈴 文  高橋和枝 絵     童心社   2025/11
高学年・中学生~
父を亡くした少年の心の回復を描く。母やカウンセラー、友人の寄り添いを通じ、悲しみに向き合う過程を丁寧に描写。心境に合わせ色づく優しい絵が美しい、喪失から立ち直る力をくれる作品。

『忘れないで、ガザ : 命をつなぐ医師たちの証言』

佐藤真澄 著      汐文社    2025/10
高学年・中学生~
国境なき医師団が直面するガザの過酷な現実を、多職種複数の視点で描く。救助現場の惨状や脱出劇が誠実に綴られる。パレスチナの歴史コラムあり。現状を直視し、平和を考えるための一冊。

月間新刊五つ星 2025/12月号総評! 

<span class="bold">りす</span>
りす

12月の五つ星は、深い感動と学びを届けてくれる作品が揃いました。

フィクションは、季節感あふれる物語に加え、共生社会への視点や福祉の心を育むテーマが目立ちました。特に中高学年向けの作品では、読者が主人公と共に悩み、思考を深めていけるような展開が印象的で、思いやりの本質を問いかけてくれます。

ノンフィクションは、前向きなエネルギーに満ちたラインナップとなりました。新しい発見の喜びに触れ、知的好奇心を広げてくれるはずです。

また両ジャンルを通じ、混迷する世界情勢や難民、紛争の現実に心を寄せるべく、フィクションから『ミシュカ』とノンフィクションから『忘れないで、ガザ』を強く推薦します。

新しい年を迎え、今年も楽しみながら読書を重ね、素晴らしい作品との出会いを探していきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

くり
くり

次回も15日くらいを目安にしています。

くろ
くろ

ここでご紹介した作品のうち
『ゆき
【お話会・読み聞かせ】に最適!盛り上がるクリスマス絵本特集
でも紹介しています。ぜひご覧になってください!

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