- 【2026年3月】激推し新刊!絵本&児童書【3/1~3/31 読了】
- 『パンダゴロン』
- 『はるをみつけたよ』
- 『そうっとそうっと』
- 『のらとゆき』
- 『ねこいる!いる!』
- 『ならべてならんで』
- 『きょうはなにきる?』
- 『やばいやばい』
- 『すききらい』
- 『きみはいっぽんの木』
- 『いっちゃんはよくこける』
- 『じいじがおしえてくれたこと』
- 『すきまちゃんのすきなすきま』
- 『ほんとうのよるをさがして』
- 『わにおのわのじはどうかくの?』
- 『せかいはすきであふれてる』
- 『みつばちのルビー』
- 『ひとりぼっちのクジラとわたしの歌』
- 『万丸食堂、奇跡のソフトクリーム』
- 『わるいひとって、どんなひと? : はじめてのぼうはんえほん』
- 『みんなでサバイブだ : じしん・かざんのにほんでいきるきみへ』
- 『エダマメをそだてたら』
- 『ジャガイモをそだてたら』
- 『サツマイモをそだてたら』
- 『もりのかくれんぼみいつけた!』
- 『かぎ針で編んでみよう 1』
- 『かぎ針で編んでみよう 2』
- 『かぎ針で編んでみよう 3』
- 『外国につながりのある人とともに生きる 2: 「移民」について考えよう』
- 『みんなが知りたい!雪の結晶のすべて : 神秘的な形のしくみから種類別の特徴まで』
- 月間新刊五つ星 2026/3月号総評!
【2026年3月】激推し新刊!絵本&児童書【3/1~3/31 読了】

胡桃幼書堂オーナーりすです!2026年3月に読了した122冊から、くり&くろが紹介した作品を含む特におすすめの五つ星30冊を厳選しました。
小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。
親子での家庭読書の参考に、また学校司書の方の選書の参考にもぜひ活用していただきたい素晴らしい本です。ぜひお気に入りの一冊を見つけてください!

まずはフィクションからだよ!
『パンダゴロン』
きくちちき 作・絵 Gakken 2026/2
2歳~
太い筆致で力強く描かれた、唯一無二のパンダ。仲間たちとひたすら転がる姿や、愛嬌たっぷりの表情に心掴まれる。おおらかな世界観が癖になるユーモラスな一冊。
『はるをみつけたよ』
平野恵理子 さく 福音館書店 2026/2
2歳~
柔らかな水彩画で描かれた春の息吹。つくしや桜餅、山菜まで多彩なモチーフが並び、季節の移ろいを体感できる。春の喜びと学びに満ちた一冊。
『そうっとそうっと』
田中友佳子 作・絵 徳間書店 2026/2
3歳~
ケーキを運ぶこぶたくんの必死な表情が愛らしい。道中のピンチにも気づかない一途な姿と、ユーモア溢れる結末に心が温まる。お話会にもおすすめ。
『のらとゆき』
いりやまさとし 作・絵 金の星社 2026/3
3歳~
迷子の白猫になりすました、強がりな野良猫の心の揺れを描く。おばあさんの温もりに触れ、居場所を見つける過程が愛おしい。柔らかな絵が物語に寄り添い、孤独な猫の心情が伝わる。
『ねこいる!いる!』
たなかひかる 作 ポプラ社 2026/2
3歳~小学生
シリーズ2作目として、さらにパワーアップ。驚きのアイデアと大迫力の絵が、笑いを誘う。ナンセンスな展開とリズム良い言葉がツボにはまる一冊。
『ならべてならんで』
くすのきしげのり 作 こばようこ 絵 中央公論新社 2026/2
4歳~低学年
身の回りの物を大きさや厚さで並べ、多様な「順序」を発見する物語。物差しは一つではないと教える、ハッピーな読後感が魅力。ブックトークにも使ってみたい印象的な作品。
『きょうはなにきる?』
くらはしれい 作・絵 KADOKAWA 2026/2
4歳~低学年
クローゼットの先に広がる、驚きの専門店。洗練された構図と西洋風の意匠が美しく、まるで一冊の画集のよう。夢あふれる品々に、大人も子どももうっとり見惚れる魅力的な世界。
『やばいやばい』
太田久美子 さく・え 佐藤日登美 ぶん ポプラ社 2026/2
4歳~低学年
「やばい」が口癖の女の子の頭上に、言葉に反応して巨大化するお化けが出現。語彙を広げ感情を丁寧に表現する大切さを、愛嬌ある物語でレクチャーしてくれる一冊。
『すききらい』
中川ひろたか 作 かわしまななえ 絵 アリス館 2026/1
5歳~低学年
身近な「好き嫌い」から広がる、低学年の男の子の等身大な哲学。ユーモア溢れる絵と共に、自分の気持ちと向き合う過程が共感を呼ぶ。
『きみはいっぽんの木』
やまぐちりりこ 文 松成真理子 絵 童心社 2026/2
5歳~低学年
一本の木や蝶、そして人。万物の視点から生を慈しむ、静かな応援歌のような一冊。澄み渡る美しい絵と、詩のように選び抜かれた言葉が心に深く染み入る。
『いっちゃんはよくこける』
牧口一二 監修 三島亜紀子 文 みしまえつこ 絵 かもがわ出版 2026/1
5歳~低学年
松葉杖の少年が友人との関わりを通し、個性を尊重し合う日々を紡ぐ。誰もが自分らしく過ごせる学校生活を温かく描いた物語。
『じいじがおしえてくれたこと』
アンナ・ウィルソン 作 サラ・マッシーニ 絵 長友恵子 訳 ひさかたチャイルド 2026/2
5歳~低学年
祖父とカワセミの観察を通し、季節の移ろいや生命の交代を優しく描く。美しい色彩で自然の豊かさと命の尊さが伝わる。
『すきまちゃんのすきなすきま』
南育子 原題材作成 山本和子 作 にしむらゆうき 絵 Gakken 2026/2
5歳~低学年
図工の教科書で人気のテーマを物語化。すきまテープで作った「すきまちゃん」が夜の学校で動き出す!子どもたちが生き生きと描かれ、自分でも作りたくなるような楽しさがあふれる作品。
『ほんとうのよるをさがして』
マーシャ・ダイアン・アーノルド ぶん スーザン・レーガン え ひさやまたいち やく
評論社 2026/2
5歳~低学年
人工の光に溢れた街で、暗闇を探すキツネたちの旅を描く。光害に悩む動物たちが助け合い、真の夜空に辿り着く展開が秀逸。独特のクールな絵が印象的で、環境問題を身近に考えるきっかけに。
『わにおのわのじはどうかくの?』
乾栄里子 ぶん 出口かずみ え 福音館書店 2026/3
5歳~低学年
名前が書ける喜びを、とぼけた味わいの絵で描く。友のために街へ字を探しに行く姿が微笑ましく、文字を丁寧に綴る尊さが伝わる。見返しの独創的なあいうえお表も魅力的。
『せかいはすきであふれてる』
大森裕子 著 KADOKAWA 2026/2
低学年~小学生
閉塞感を抱く少年が不思議な体験を通し、新しい視点に気づく物語。鉛筆の力強いタッチが少年の躍動する心情を映し出す。日常の景色を愛おしく感じさせてくれる、瑞々しい作品。
『みつばちのルビー』
前田まゆみ 作 アリス館 2026/2
低・中学年~
蜜蜂の成長と生涯を描く。巣作りや世代交代の仕組みが、説明調にならず物語として瑞々しく綴られる点が秀逸。愛らしい絵に詳細な知識が宿る、蜜蜂の生態を文学的に捉えた学びの詰まる作品。
『ひとりぼっちのクジラとわたしの歌』
リン・ケリー 作 久保陽子 訳 静山社 2026/2
高学年~
周波数の違いから仲間に声が届かない孤独なクジラに、自身の境遇を重ねるろう者の少女。祖母とクジラを探す旅を通し、居場所を求める切実な心情を絵画のように美しく描いた一冊。
『万丸食堂、奇跡のソフトクリーム』
山本悦子 著 理論社 2026/2
高学年~
名物ソフトを軸に、時を超えた再会を描く。震災の記憶を巧みに織り交ぜ、過去と現在が交差する構成が見事。淡々としながらも温かい筆致で、喪失を抱える人への静かなエールを送る一冊。

ここからはノンフィクション!
『わるいひとって、どんなひと? : はじめてのぼうはんえほん』
国崎信江 監修 川原瑞丸 絵 日本図書センター 2026/2
4歳~低学年
悪い人から身を守る力を育む、4歳から学べる安全の基本。具体的な問いかけや迷路を通し、親子で防犯を再確認できる。「親の都合で安全基準を変えない大切さ」は名言。
『みんなでサバイブだ : じしん・かざんのにほんでいきるきみへ』
鎌田浩毅 作 林ユミ 絵 JTBパブリッシング 2026/3
5歳~低学年
地震や噴火の仕組みをポップなイラストで低年齢層に分かりやすく解説。クイズを交え、過度に怖がらせることなく防災の知識を伝える。明るい紙面構成が魅力的な大人も納得の防災ガイド。
『エダマメをそだてたら』
鈴木純 写真・文 ほるぷ出版 2026/2
低学年~
シリーズ。苗から収穫までを迫力ある写真で追う、至れり尽くせりの観察図鑑。丁寧な解説と図解で学べる。成長のポイントが分かりやすく、栽培の楽しさが広がる充実の一冊。
『ジャガイモをそだてたら』
鈴木純 写真・文 ほるぷ出版 2026/2
低学年~
シリーズ。種イモから収穫までを迫力ある写真で追う、至れり尽くせりの観察図鑑。丁寧な解説と図解で、プランター栽培のコツも学べる。ポイントが分かりやすく、栽培の楽しさが広がる。
『サツマイモをそだてたら』
鈴木純 写真・文 ほるぷ出版 2026/2
低学年~
シリーズ。苗から収穫までを迫力ある写真で追う、至れり尽くせりの観察図鑑。丁寧な解説と図解で、土袋のまま育てる工夫も学べる。ポイントが分かりやすく、栽培の楽しさが広がる。
『もりのかくれんぼみいつけた!』
小宮輝之 監修 国土社 2026/2
低学年~
シリーズ。エゾモモンガなど擬態して身を守る森の生きものたちの姿を、美しい写真で紹介。大きな文字と総ルビの解説で、低学年も理解しやすい。擬態探しのヒントや生息地マップあり。
『かぎ針で編んでみよう 1』
松村忍 著 保育社 2026/3
中・高学年~
シリーズ1。初心者でも挑戦しやすいお花の小物やブックカバーなど、日常を彩る作品を多数紹介。現代的でおしゃれなデザインと、豊富な工程写真や動画解説が非常に親切。
『かぎ針で編んでみよう 2』
松村忍 著 保育社 2026/3
中・高学年~
シリーズ2。サコッシュや帽子など、円形や筒状に編む技法で一歩進んだ作品作りを楽しめる。現代的で洗練されたデザインと、丁寧な写真解説や動画の併用が非常に心強い。
『かぎ針で編んでみよう 3』
松村忍 著 保育社 2026/3
中・高学年~
シリーズ3。集大成として、編みぐるみや推し活に役立つ小物など、立体的な作品作りに挑戦できる。現代的でおしゃれなデザインと、豊富な工程写真や動画解説が非常に親切。
『外国につながりのある人とともに生きる 2: 「移民」について考えよう』
千葉大学移民難民スタディーズ 監修 汐文社 2026/2
中・高学年~
シリーズ2。在日コリアンや中国帰国者の歩みを通じ、多文化共生の核心に迫る。戦争が変えた運命と歴史の傷痕、また家系図や実例を交えて解説。構成も秀逸で、歴史を学び直す大切さを説く。
『みんなが知りたい!雪の結晶のすべて : 神秘的な形のしくみから種類別の特徴まで』
亀田貴雄 監修 藤野丈志 監修・写真 メイツユニバーサルコンテンツ 2026/3
高学年~
雪の結晶に特化した、マニアックで知的好奇心を刺激する一冊。結晶ができる仕組みから文化まで幅広く網羅、圧巻の結晶図鑑パートでは類を見ない美しく珍しい拡大写真を堪能できる。
月間新刊五つ星 2026/3月号総評!

年度末の三月は先月を上回る多くの五つ星作品の紹介となりました。
フィクションは、独創的な作品と王道の物語をバランスよく楽しめた一月でした。なかでも『わにおのわのじはどうかくの?』は文字を覚える喜びが描かれ、新一年生や字に興味を持ち始めたお子さんに最適です。また、海外・国内それぞれの良さが光る『ひとりぼっちのクジラとわたしの歌』『万丸食堂、奇跡のソフトクリーム』は、高学年の皆さんにぜひ手に取ってほしい作品です。
ノンフィクションは、学校図書館や児童室の新年度準備にふさわしいシリーズが充実していました。『みんなが知りたい!雪の結晶のすべて : 神秘的な形のしくみから種類別の特徴まで』は、その専門性と視覚的な美しさに圧倒される一冊です。冬の名残を感じながら、ぜひ親子でページをめくってみてください。
新年度も、子どもたちの心に響く良書を一冊ずつ丁寧に吟味し、お届けしてまいります。

次回も15日くらいを目安にしています。

4月の月間五つ星もよろしくお願いします♪



