【2025年新刊】おすすめフィクション児童書・絵本(4/26号)4/13~4/19に読んだ本

フィクション担当のくりです
4/13~4/19の読了33冊から、フィクションのよかったもの9冊ご紹介します!
『ねむりのこびと』
よしむらあきこ 作・絵・デザイン 教育画劇 2025/3
3歳~
眠りの大切さを伝える絵本。愛らしいキャラクターが登場し、教訓的ながらも親しみやすく、楽しく読み進められる
『まってまっておうちくも』
稲垣あきら 作 須黒達巳 監修 理論社 2025/3
4歳~
小さなくもとの出会いがこうくんの好奇心をくすぐる。優しい絵とユーモアで、クモへの親しみが自然に芽生える絵本。
『さいこうののらねこシルバー』
ケイト・クライス 文 M.サラ・クライス 絵 まえざわあきえ 訳 BL出版 2025/3
5歳~
雨の日に出会った子猫とホテルの人々の心温まる交流。実話をもとに、愛情あふれる物語がやさしい絵とともに描かれる。
『花売りセンパチュンチュン : ネパール・ヒマラヤのむかしばなし』
茂市久美子 文 アヤ井アキコ 絵 BL出版 2025/4
5歳~
ネパールの昔話をもとにした物語。正直者の花売りが偶然耳にした動物たちのやりとりで救われる。素朴で雰囲気を伝える絵が抜群。昔話学習時の一年生にもぜひ。
『ガマ千びきイワナ千びき』
最上一平 作 ザ・キャビンカンパニー 絵 文溪堂 2025/3
低学年~
滝を登るイワナと見守るガマ。自然の描写が美しく、心に残る読後感。静かな勇気が胸を打つ一冊。
『さくらがさいた』
あまんきみこ 作 鎌田暢子 絵 文研出版 2025/2
低学年~
祖母の思い出とともに語られる、戦争で別れた黒い犬との物語。桜とともに紡がれる優しい追憶が、平和への想いを静かに届ける。
『マイヤーさんと大きくなりすぎた犬』
リリアン・ムーア レオーネ・アデルソン 作 小宮由 訳 kei saito 絵
さ・え・ら書房 2025/3
低学年~
いたずら犬バターボールと謎の捕獲人マイヤーさんの出会いから始まる、心あたたまる物語。愛情と信頼が生む変化が、ほほえましく描かれる。
『ラント! 』
クレイグ・シルビー 作 田中奈津子 訳 静山社 2025/2
高学年~
干ばつに苦しむ町に住む少女アニー。家族のピンチを救うため、賞金目当てに元野良犬の愛犬とドッグショーに挑む。家族の絆と希望があふれる、胸が熱くなるストーリー。
『この手はいつか』
中山聖子 作 保光敏将 絵 文研出版 2025/2
高学年~
怒りを抑えられない少年が祖父との夏を通じて変化していく。弱さを抱えた大人たちも描かれる、静かな再生の物語。
くりが選ぶ 今週の一冊! 4/26号
『ガマ千びきイワナ千びき』
最上一平 作 ザ・キャビンカンパニー 絵 文溪堂 2025/3です!

挑み続けるイワナと、そのひたむきな姿に心動かされるガマ。命の力強さと出会いの意味を、詩のような言葉と豊かな水の描写で静かに語ります。読む人の心に寄り添い、新たな一歩をそっと後押ししてくれる、文章も絵も心をつかむ一冊です。

くろのノンフィクション4/26号もよろしくお願いします!