【2025年新刊】おすすめフィクション児童書・絵本(7/5号)6/22~6/28に読んだ本

フィクション担当のくりです
6/22~6/28の読了26冊から、フィクションのよかったもの14冊ご紹介します!
『ちょうちょちょうちょ』
きくちちき 作 偕成社 2025/5
2歳~
詩的な問いかけと鮮やかな色彩で、ちょうちょの魅力を大胆に描く絵本。
『ちょうちょむすびのムスビーナさん』
あさのますみ 文 高畠那生 絵 BL出版 2025/6
3歳~
ながい耳で教えるちょうちょ結びが楽しい! カラフルで心おどる、一緒に練習したくなる絵本。
『りょこう』
麻生知子 作 福音館書店 2025/5
4歳~
孫と祖父の旅をユニークな構図で描写。駅弁や湖、卓球など旅の楽しさが伝わる心温まる作品。
『おっかけにんじゃ』
大串ゆうじ 作・絵 PHP研究所 2025/6
4歳~
電車の旅で忍者を見つけびっくり!絵さがしや迷路、クイズもあり、遊びごごろあふれる楽しさ。
『ぼくたちのいえ』
藤原ヒロコ 作・絵 文研出版 2025/5
4歳~低学年も
男の子が生き物たちに招かれ、さまざまな家を訪ねる冒険。リアルな生態と夢あふれる空想が楽しめる。
『レーナとヒキガエルの紳士』
ミリアム・ダーマン ニコラ・ディガール 文 ジュリア・サルダ 絵 河野万里子 訳
徳間書店 2025/5
低学年~
舟守の女性がヒキガエルの館に招かれ、不思議で幻想的な物語が展開。美しい絵と緊迫感あふれる、大人も楽しめる芸術的な絵本。
『ななちゃんは、みんなのねこ』
今西乃子 作 ひろみちいと 絵 岩崎書店 2025/5
低学年~
年老いた地域猫ななちゃんの命と向き合い、看取りまでの葛藤を描く実話。地域猫のあり方を考えさせる意欲作。
『けがをした日』
エンマ・アドボーゲ 作 菱木晃子 訳 ブロンズ新社 2025/5
低学年~
ケガをしたぼくの視点で、痛みや友だちの反応、治る過程の心情をみずみずしく描く。
『あおのいえ』
いとうみく 作 丸山ゆき 絵 童心社 2025/5
低学年~
多様な家族の形をやさしく描き、違いを抱きしめる大切さを伝える物語。猫の存在も温かい。
『魔女学校の一年生』
ジル・マーフィ 作・絵 松川真弓 訳 評論社 2025/5
中学年~
ドジな魔女見習いの奮闘を描く名作。素朴な挿絵と軽快な展開が今も魅力的。シリーズが再びソフト本に。
『ぼくへのレファレンス』
岩崎まさえ 作 黒須高嶺 絵 国土社 2025/5
中・高学年~
図書館で出会った謎から歴史へとつながる物語。誇りを問いかける余韻深い一冊。
『ちるるのシンフォニー』
佐和みずえ 作 南波タケ 絵 小峰書店 2025/5
中・高学年~
祖母の挑戦と友情のすれ違いを通し、夢を持つ大切さを描く。品よく誠実で、心温まる。
『シリアの秘密の図書館』
ワファー・タルノーフスカ 作 ヴァリ・ミンツィ 絵 原田勝 訳 くもん出版
2025/5
中・高学年~
内戦下の街で本を集め地下図書館を作る子どもたち。力強い絵と豊かな解説が、平和の尊さを深く問いかける。
『そして砂漠は消える』
マリー・パヴレンコ 作 河野万里子 訳 静山社 2025/5
高学年・中学生~
砂漠化した世界で少女が旅に。歯ごたえのある文量と重いテーマの先に、深い希望を感じさせる。
くりが選ぶ 今週の一冊! 7/5号
『けがをした日』
エンマ・アドボーゲ 作 菱木晃子 訳 ブロンズ新社 2025/5です!

ケガをした「ぼく」の視点で、痛みや友だちの反応、治る過程で感じた寂しさや小さな誇りをみずみずしく描写。ラフでユニークなイラストや巻末解説も魅力的で、自由な学校生活の空気感まで伝わる心に残る一冊です。

くろのノンフィクション7/5号もよろしくお願いします!