【2025年新刊】おすすめフィクション児童書・絵本(9/20号) 9/7~9/13に読んだ本

フィクション担当のくりです
9/7~9/13の読了23冊から、フィクションのよかったもの9冊ご紹介します!
『チンパンくんはもうおにいちゃん』
穂高順也 さく 西野沙織 え 教育画劇 2025/8
3歳~
初めての登園をユーモラスに描き、温かみのある絵に心が和む。入園を楽しみに変えてくれる絵本。
『どきどきしてる』
たけがみたえ 著 偕成社 2025/8
3歳~
力強い木版画と色彩が躍動し、生きものの鼓動を伝える。読む人の心にもドキドキが響く命の本。
『エマちゃんのようかいにっき』
中垣ゆたか 作 小峰書店 2025/7
4歳~
108匹の妖怪探しに挑むユーモラスな探し絵。独特の絵柄で妖怪の世界が楽しめる。
『3つのいしころ』
オリヴィエ・タレック さく いわじょうよしひと やく BL出版 2025/9
4歳~
動けない石たちが雷や動物に翻弄され旅をする。受け入れて生きる姿にユーモアと哲学を感じる。
『おおかまきりのなつ』
谷本雄治 文 サトウマサノリ 絵 文溪堂 2025/8
4歳~低学年も
敵だらけの幼少期から堂々たる狩人になるまで、波瀾万丈の一生をリアルに描く、カマキリの魅力に引き込む絵本。
『いちにちおこめ』
ふくべあきひろ さく かわしまななえ え PHP研究所 2025/8
5歳~低学年も
お米の一生をユーモラスに描き、稲作の流れや一粒の重みを楽しく学べる。シリーズ。
『ランドリーの迷子たち』
シャネル・ミラー 作・絵 ないとうふみこ 訳 ほるぷ出版 2025/7
中・高学年~
洗濯物の落とし主探しに大奔走。移民として差別や孤独に向き合いながら、友情を育む少女たちの夏。
『おれたちのラストイヤー』
マット・グッドフェロウ 作 ジョー・トッド=スタントン 絵 小林玲子 訳 評論社 2025/7
高学年~
ネイトの心の揺れと日常を詩で描く、友情や家族の絆が胸に響く小学生最後の物語。
『灰とダイヤモンド』
東曜太郎 作 中島花野 絵 岩崎書店 2025/6
高学年~
戦後東京の混乱と再生を背景に、少年たちの出会いと別れを描く力作。時代の息づかいを伝える貴重な物語。
くりが選ぶ 今週の一冊! 9/20号
『おれたちのラストイヤー』
マット・グッドフェロウ 作 ジョー・トッド=スタントン 絵 小林玲子 訳 評論社
2025/7です!

小学生最後の一年を迎えたネイトの心の葛藤を、ラップのような詩と散らばる文章で描く秀逸な作品。友情や家族の絆、失ったものと新たな希望を繊細に映し出し、読後に自分の言葉と感情を大切にしたくなる、深く味わいたい作品。高学年の皆さんに、まさに今、体験してほしい作品です。

くろのノンフィクション9/20号もよろしくお願いします!