【2025年新刊】おすすめフィクション児童書・絵本(10/25号) 10/12~10/18に読んだ本

フィクション担当のくりです
10/12~10/18の読了31冊から、フィクションのよかったもの15冊ご紹介します!
『のりものなあにかな』
柿本幸造 絵 はせがわさとみ 文 Gakken 2025/9
1歳~
あたたかみのある絵で街を歩く親子。次々に現れる車をあてっこしながら進む、優しいのりもの絵本。
『ひぐま』
あべ弘士 作 ブロンズ新社 2025/9
3歳~
冬眠中に生まれたひぐまの子が春を迎えるまでを力強く描く。著者の色彩と筆致が生命の神秘と母の愛を鮮やかに伝える。
『ありがとうのもり』
かねこまき 作・絵 金の星社 2025/9
3歳~
動物たちが助け合い、優しさがつながっていく物語。幸せの連鎖が心に温かく広がる。
『たまごのあと』
エマ・リディア・スキラーリ さく 辻仁成 やく サンマーク出版 2025/7
3歳~
やわらかな色彩と繊細なタッチで描かれる、12個の卵の不思議な結末。かわいらしさの中に潜むブラックなユーモアが印象的。
『いもほれワンニャン!』
くさかみなこ 作 長崎真悟 絵 教育画劇 2025/9
3歳~
いぬぐみとねこぐみのいもほり対決!ユーモラスな展開と素朴でかわいい絵が魅力。秋の遠足シーズンの読み聞かせに。
『くまくんこぐまくんのおいもほり』
乾栄里子 作 松田奈那子 絵 文溪堂 2025/9
3歳~
焼きいも?てんぷら?くまたちが作る秋のごちそう。ずらりと並ぶラストが楽しい、秋の読み聞かせにぴったりな絵本。
『ふたつのたいようとほしくずのパン』
まつむらまさこ 作 松村太三郎 絵 復刊ドットコム 2025/9
4歳~
心をこめて焼いたパンが奇跡を起こす。温もりと誠実さが香る名作。何度でも味わいたい一冊。
『まるがかけたら』
武田美穂 作・絵 理論社 2025/9
4歳~低学年も
描く楽しさがそのまま物語になる絵本。線と丸から広がる世界に創造の喜びがあふれる、アートの導入にもよい作品。
『やまんばの12にんのむすめ』
塩野米松 文 小沢さかえ 絵 農山漁村文化協会 2025/9
5歳~低学年も
世界中から娘たちが集う、にぎやかで美しい宴。命と実りを祝うごちそうの描写が壮観で、絵の魅力満点の一冊。
『あめあめふれふれ』
くすのきしげのり 作 酒井以 絵 岩崎書店 2025/9
低学年~
雨の日の下校風景を爽やかに描いた絵本。日常の小さな優しさとぬくもりが心に残り、読後に明るい気持ちになる。
『そらのさんぽ』
石津ちひろ 詩 荒井良二 絵 岩波書店 2025/8
低学年~
荒井良二の明るい絵とともに、石津ちひろの自由な詩20編を収録。心が弾む素朴で色鮮やかな詩集絵本。
『ナイトメア : 12のおそろしいゆめ』
ジャック・プレラツキー さく アーノルド・ローベル え いわじょうよしひと やく 好学社 2025/9
中学年~
リズミカルな言葉と黒一色の繊細なイラストで表現されたモンスターたち。不気味さと美しさを表現した詩絵本。
『クッキー投票!』
M.マクナマラ D.バーンストロム 文 G.ブライアン・カラス 絵 椎名かおる 訳 あすなろ書房 2025/9
中学年~
州のクッキーを作るとしたら?を通して、意見の出し合いから投票で決める過程を体験できる。親しみやすいイラストも魅力。
『因果ばなし』
小泉八雲 原作 円城塔 翻案 中川学 絵 東雅夫 編 岩崎書店 2025/10
中学年~
大名の妻と側室をめぐる因果の物語を、美しくも鋭い絵で描き出す、古典的雰囲気と現代的感覚が同居する一冊。
『タトゥーママ』
ジャクリーン・ウィルソン 作 ニック・シャラット 絵 小竹由美子 訳 岩波書店 2025/8
高学年・中学生~
全身タトゥーの母と向き合う少女たちの葛藤と成長を描く。過酷ながらも愛あふれる作品。
くりが選ぶ 今週の一冊! 10/25号
『タトゥーママ』
ジャクリーン・ウィルソン 作 ニック・シャラット 絵 小竹由美子 訳 岩波書店
2025/8です!

自由奔放で不安定な母に振り回される姉妹の生活を描く物語。明るい色調の表紙イラストからは想像できない、ヤングケアラーの重い現実が描かれています。過酷な状況に直面しながらも、少女たちのたくましさ、姉妹愛、里親との出会いなど、ひとつひとつのエピソードが心に残り、読後、じんわりと心に響く物語です。

くろのノンフィクション10/25号もよろしくお願いします!

