【2025年新刊】おすすめノンフィクション児童書・絵本(8/9号)7/27~8/2に読んだ本

ノンフィクション担当のくろです
7/27~8/2の読了26冊からノンフィクションのよかったもの8冊ご紹介します!
『みてみて!』
小西貴士 写真 谷川俊太郎 ことば 福音館書店 2025/7
4歳~小学生
森の不思議な発見を美しい写真で紹介。言葉を超えた驚きと喜びを感じられる。
『こだいのなぞとふしぎのずかん』
五十嵐美和子 作 東京国立博物館 監修 白泉社 2025/7
5歳~小学生
古代遺跡の謎を美しいイラストで紹介。細部まで丁寧に描かれ、知識欲を刺激する一冊。
『ちそうとほねのものがたり』
福岡伸一 監修 光村教育図書 2025/6
5歳~低学年も
シリーズ。自然界の「似ている」を通じて科学の視点を育む写真絵本。層や骨の共通点を楽しく探求できる。
『一郎くんの写真 : 日章旗の持ち主をさがして』
木原育子 文 沢野ひとし 絵 福音館書店 2025/7
中学年~
新聞記者が見つける旗の持ち主と母の思い。戦争の悲しみと反戦の意思を優しく描く。
『海でつばさを手に入れる : 5300万年前に始まったクジラの挑戦』
中村玄 作 箕輪義隆 絵 理論社 2025/7
中学年~
5300万年前から始まるクジラの進化を丁寧なイラストで描く。雄大な自然のドラマを楽しめる一冊。
『ONE DAY : ホロコーストと闘いつづけた父と息子の実話』
マイケル・ローゼン 文 ベンジャミン・フィリップス 絵 横山和江 訳 鈴木出版 2025/6
中・高学年~
ナチス占領下で闘うユダヤ人親子の勇気を描く。重いテーマを優しく伝え、希望も感じられる貴重な一冊。
『おとうさんのポストカード』
那須田淳 著 中村真人 監修 講談社 2025/6
中・高学年~
戦争で離れ離れになった親子の絆を描く感動の物語。父の愛と美しい絵葉書が心に響く。
『カラー図鑑フェミナ・サピエンス全史 : 人類の進化と女性の祖先』
篠田謙一 監修 ユストス 文 ロブレド 絵 網野真木子 訳 西村書店東京出版編集部 2025/6
高学年・中学生~
女性の視点で人類の進化を描く美麗な一冊。細かい情報量で高学年向きだが、眺めるだけでも価値あり。
くろが選ぶ 今週の一冊! 8/9号
『一郎くんの写真 : 日章旗の持ち主をさがして』
木原育子 文 沢野ひとし 絵 福音館書店 2025/7です!

美しい文章と素朴な絵で綴られた、日章旗の持ち主を探す新聞記者の手記。謎解きと戦争の記憶が織り交ざり、淡々としながらも強い反戦のメッセージが心に響く名作。個人的に、福音館の雑誌『たくさんのふしぎ』で出版されてからブックトークで紹介していた作品、待望の書籍化です。終戦80年のこの夏、ぜひ手に取ってほしい一冊です。

次のご紹介は8/16号です、よろしくお願いします!