【2025年7月】月間新刊五つ星|おすすめ絵本&児童書

【2025年7月】激推し新刊!絵本&児童書【7/1~7/31 読了】

<span class="bold">りす</span>
りす

小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。

くり
くり

まずはフィクションからだよ!

『こうえんいこう : ことばのずかん』

植垣歩子 作        福音館書店         2025/6
2歳
ことばを楽しみながら、親子でのんびりお散歩気分。細部まで楽しい絵。ギフトにも向く。

『かけています』

市原淳 作            世界文化社         2025/6
4歳~
『とっています』続編。言葉遊びと心地よいリズム、色彩と構図が洗練された美しい絵が魅力的。

『ねこのおうさま : ジョセフ・ジェイコブスによる幽霊話』

ジョセフ・ジェイコブス [原作]   ポール・ガルドン 再話と絵   石津ちひろ 訳
好学社     2025/5
4歳
不思議で少しこわい猫の王国の物語。大胆な絵と簡潔な語りが心に残る、語り聞かせにも映える一冊。

『すいかのたね』

押本達希 作        ブロンズ新社      2025/6
4歳
スイカのタネが大冒険!探し絵を通して驚きと発見が満載。構成も巧み。

『ふなでだ、ホイ!』

ソフィー・ブラッコール さく   山口文生 やく         評論社     2025/6
4歳
じゅうたんの海を進む冒険ごっこ!家族も巻き込んだ想像の航海が楽しい。ピーナッツくん最高!

『ぼくのすみっこ』

ジョオ 作   かみやにじ 訳          ほるぷ出版         2025/5
4歳~低学年も
部屋のすみっこを大切にするカラスの物語。繊細で優しい色合いの絵が魅力的で、すみっこへの愛情が伝わる。

『きいろいバス』

ローレン・ロング 作   林木林 訳    あすなろ書房      2025/6
5歳
バスがさまざまな場所で幸せを見つける。黄色が際立つ、遠目のきく絵が読み聞かせにも向く。

『100このタネがとんでった』

イザベル・ミニョス・マルティンス 文  河野ヤラ政枝 絵  木下眞穂 訳     岩波書店
2025/6
5歳
飛ばされたタネ。奇跡的に育つ過程をユーモラスに描く絵本。

『ひろしま絵日記』

中澤晶子 作   ささめやゆき 絵       小峰書店           2025/6
低学年
日記を通じて知る、戦争の記憶。二年生の目線で綴られる、やさしく深い平和の物語。

『すずめばち』

舘野鴻 作          福音館書店         2025/6
低学年~小学生
一匹の女王蜂から始まる、生命の輝きと厳しさを油絵風の迫力ある絵で描く。

『しおりのカチューシャ』

草野たき 作   エヴァーソン朋子 画          福音館書店        2025/5
中学年~
淡く繊細な恋心を描く、小学4年生の物語。素朴で優しい読後感に癒やされる。

『それからぼくはひとりで歩く』

アリシア・モリーナ 作   星野由美 訳   犬吠徒歩 絵    ほるぷ出版        2025/6
中学年
視覚障害の少年の冒険と成長の一日。困難を乗り越え、兄との絆が深まる感動作。

『ラクダで塩をはこぶ道 : サハラ砂漠750キロの旅』

エリザベス・ズーノン 作   千葉茂樹 訳      あすなろ書房     2025/6
中学年
塩を運ぶ砂漠の旅に初挑戦する少年とラクダ。過酷な道のりと成長を描く感動の物語。

『読書感想文が終わらない!』

額賀澪 作    satsuki 絵        ポプラ社          2025/6
高学年~
読書感想文に悩む子どもたちが、書くことで自分を見つけていく物語。実例やアドバイスも豊富。

くろ
くろ

ここからはノンフィクション!

『おいしゃさんにいくときの絵本』

WILLこども知育研究所 編・著   林ユミ 絵   坂本昌彦 監修    金の星社             2025/6
5歳~低学年も
病院や診察に不安を持つ子ども向けに、わかりやすく丁寧に説明。親しみやすいイラストで安心感を与える。

『殺人パンツがせめてくる! : フェイクニュースに気をつけろ』

エリーズ・グラヴェル 作    竇雪 日本語版監修    くまがいじゅんこ 訳
5歳~低学年も
フェイクニュースの見分け方をユニークなキャラクターで楽しく解説。SNS時代の情報リテラシー入門書。

『しらべるつながりのずかん』

おかべたかし 文    やまでたかし 写真          東京書籍             2025/6
中学年~
つながりをテーマに、美しい写真とクイズで楽しく学べる一冊。大人も楽しめる発見が満載。

『おいしさから学ぶ図鑑1』

ながさき 一生 監修       Gakken   2025/2
中学年~
シリーズ1はお寿司の裏側を丁寧に紹介。市場や漁港の仕事、魚の図鑑もあり、作り手の工夫が伝わる一冊。

『おいしさから学ぶ図鑑2』

井上 岳久 監修    Gakken   2025/2
中学年~
シリーズ2はカレーの裏側を丁寧に紹介。専門店の一日や材料の生産過程、国内外のカレー文化まで網羅した一冊。

『おいしさから学ぶ図鑑3』

立花 晃 監修      Gakken   2025/2
中学年~
シリーズ3はラーメンの裏側を丁寧に紹介。専門店の一日や製麺所、小麦農家、養豚農家まで幅広く網羅した一冊。

『わたしたちのふるさとパレスチナ』

ハンナ・ムシャッベク 文  リーム・マドゥ 絵   野坂悦子 訳  鈴木啓之 監修   ほるぷ出版         2025/6
中学年~
パレスチナの美しい思い出を綴る。素朴な絵と穏やかな語り口が胸に響くパレスチナ2世の作品。

『消えたモナ・リザ』

ニコラス・デイ 作  千葉茂樹 訳    小学館    2025/5
6年生・中学生~
モナ・リザ盗難事件とダ・ヴィンチの人生を詳述。歴史と捜査が絡む児童向けノンフィクション。

月間新刊五つ星 2025/7月号総評! 

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りす

夏に向けて、平和について考える本も多く出版されました。特に『ひろしま絵日記』は、低学年でもじっくり読める素晴らしい一冊です。中澤晶子さんとささめやゆきさんがともに手がけたヒロシマを描いた他の作品もあわせておすすめします。

また、『殺人パンツがせめてくる! : フェイクニュースに気をつけろ』は、低学年から楽しく読める、小学生全般におすすめの情報リテラシーの大切さを自然に学べる内容です。正しい情報の見極めを小さいうちから身につけてほしいという思いからも、ぜひ手に取ってほしい一冊です。


8月は、平和をテーマにした本がさらに多く登場する予感があります。来月の5つ星作品にも、どうぞご期待ください。夏休みも残りわずかですが、週ごとにおすすめ本を掲載しています。ぜひ参考にしていただき、子どもたちの読書時間がさらに豊かになることを願っています。

くり
くり

次回も15日くらいを目安にしています。

くろ
くろ

8月の五つ星も、見てもらえると嬉しいです!

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