【2026年2月】月間新刊五つ星|おすすめ絵本&児童書

【2026年2月】激推し新刊!絵本&児童書【2/1~2/28 読了】

<span class="bold">りす</span>
りす

小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。

くり
くり

まずはフィクションからだよ!

『ねこのき』

カワチレン 著     世界文化ワンダーグループ      2026/2
2歳
鮮やかな色が目を引く猫たちの物語。「にゃんぷ!」と飛び乗るリズムが心地よい、ギフトの新定番にふさわしい、おしゃれで愛らしい作品。

『パンケーキ100まいたべたいの』

石川えりこ 作・絵      ポプラ社     2026/1
4歳低学年
パンケーキを100枚食べたい日のワクワクを描く。買い物から調理まで猫たちが手伝う様子が楽しく、ラストの猫たちの姿もユニーク。圧巻の展開と魅力的な絵に引き込まれる。

『うろおぼえ一家のおでかけ』

出口かずみ 作    理論社    2025/12
4歳~低学年
行列を間違え豪華客船で旅をする、あひる一家の「うろおぼえ」が爽快。シュールな笑いとスケールの大きな勘違いが光る、シリーズ第5作。

『ゆらゆらなじかん』

クレア・ヘレン・ウェルシュ 文  フィオナ・ランバース 絵  石津ちひろ 訳   BL出版
2026/1
4歳低学年
引越後の不安を「ゆらゆらな時間」と捉え、心の機微を優しく描いた一冊。落ち着いた色調から光が溢れるラストへの構成が見事、迷いの中にいる背中をそっと押してくれる応援歌のような作品。

『カタッポ』

大原悦子 文   山村浩二 絵      福音館書店      2026/1
5歳~低学年
駅の落とし物箱を脱出した「カタッポ」たちが持ち主を探す旅へ。切なさをふくみつつ、新たな役割を見つける結末に救われる。雪の描写が秀逸で、癖のある絵が物語に深い味わいを添える作品。

『まわるおすしやさん』

藤重ヒカル 作    福音館書店      2026/1
5歳~低学年
「まわるお寿司」を勘違いしたサルたちの奮闘。クールな絵が、ズレた一生懸命さをシュールに引き立てる。悲哀とユーモアが混じり合う、素直ゆえの間違いを楽しめる絵本。

『はるかむかしにいたこども』

チャック・グルニンク 作   中野怜奈 訳      光村教育図書      2026/1
5歳~低学年
先史時代を生きる少年の清らかな一日。別種族の子との一瞬の交流や、洞窟に残した手形が時を超えて響く。のびのびとした大地の描写が圧巻で、丁寧な解説も付いた誠実な作品。

『ブロンテきょうだいのちいさな手づくり絵本』

サラ・オレアリー さく  ブライオニー・メイ・スミス え  ひびのさほ やく   
岩崎書店     2026/1
低学年
名作を生んだブロンテ三姉妹と弟の、想像力溢れる幼少期を描く美しい絵本。小さな本作りから広がる空想の世界を、重厚な絵と丁寧な解説で綴った、文学への興味を誘う作品。

『うちのおじょうさん』

くまくら珠美 作  理論社    2025/12
低学年~小学生
保護猫との出会いから日常、そして別れまでを綴ったエッセイ風の絵本。猫の瞳を描いたページは、神秘的で印象的な描写が心に残る。猫との日々を愛おしむ、温かな作品。

『すばらしい展覧会をつくろう』

ドロ・グローバス  ローズ・ブレイク 著  さとうりさ やく  HeHe     2025/7
低学年小学生
展覧会が出来上がるまでの多様な仕事内容を、シンプルな言葉で分かりやすく伝える。眺めるだけで感性が磨かれるような、美しく知的好奇心を刺激するアートな仕事図鑑。

『ぼくの名前がきえないように』

バティスト・ボーリュー 文  チィン・レン 絵 ひがきゆみ 訳     ひさかたチャイルド        2026/1
中学年
周囲に合わせて自分の意見を言えない少年の変化を描く哲学絵本。自分を失いかけた彼が「嫌だ」と言う勇気を通し、自己を取り戻す姿が印象的。

『ユリの便箋』

森川成美 作     静山社    2026/1
高学年・中学生
大正8年。性別で夢を制限された双子が、奇想天外な着想で自らの道へ。戦争の影が絶えず色濃く漂う時代、図案や裁縫への情熱と希望が瑞々しく弾ける一冊。

くろ
くろ

ここからはノンフィクション!

『ひつじのぼうし : 帽子の編み方つき』

おがたれいこ さく  はらかずお しゃしん   誠文堂新光社      2026/1
3歳~低学年
羊の毛が赤い帽子になるまでの工程を、美しい写真と簡潔な言葉で追う。毛刈りや糸紡ぎなど、素材が形を変える驚きを伝える一冊。

『作ってあそぼう!うごくおもちゃ 紙コップと紙ざら』

野呂祐人 著   WILLこども知育研究所 編    ほるぷ出版      2025/12
低学年~
紙コップや紙皿で作る、おしゃれで可愛い動く工作を紹介。カラー写真や動画に加え、型紙も充実。自宅で楽しむのはもちろん、学校の授業にも役立つ機能満載の頼れる一冊。

『きゅうきゅうしゃ しゅつどう!』

はっとりひろき 作      交通新聞社      2026/1
低学年~
救急車の役割や隊員の日常を詳細に描く。縦書きのひらがな文に加え、本格的な解説や「のりもの新聞」など情報満載。低学年から幅広く楽しめる充実の内容。

『ピーマンをそだてたら』

鈴木純 写真・文   ほるぷ出版      2026/2
低学年~
シリーズ2。苗から収穫までを、大きな写真と図解で丁寧に追った野菜栽培の本。驚きの収穫量や育て方のコツを、QR動画でも学べる。実体験を補う詳しさと臨場感で、観察の楽しさを広げる。

『生きるなーぜなーぜ : 心と体のふしぎえほん』

はせがわこうへい  はやしはなえ ぶん  しもまあやえ え      小学館    2026/2
低学年~小学生
科学者が子供の素朴な疑問に本気で答える一冊。風邪の仕組みから「生きるとは?」という深い問いまで、平易な言葉で本質を伝える。多彩な視点の回答と柔らかな絵が、考える力を育む。

『ストローおもちゃ』

まるばやしさわこ 工作監修・製作      新日本出版社      2026/1
低・中学年~
ストローで動くおもちゃ10種を紹介。ホネホネハンドやリール付の竿など、仕組みも色鮮やかな工作が満載。解説や発表の仕方も丁寧で、学びが深まる一冊。シリーズ。

『生きものとくらそう!9 かめ』

国土社編集部 編集  国土社    2026/1
中学年~
シリーズ。カメの習性から飼育、病気の解説まで網羅。草食と肉食の目の違いなど、細かな観察ポイントも充実。ペットとして寄り添うための本格的な知識が詰まった良書。

『おやつのおぼうさん : おすそわけで子どもたちを笑顔に!』

井出留美 著   坂内拓 絵     くもん出版      2025/12
中・高学年~
仏様のお供え物を「おすそわけ」する活動を通じ、貧困支援の在り方を描く。お互い様の精神で「頼っていい」と説く温かな一冊。

『日本のことばずかん いえ』

神永曉 監修     講談社    2026/1
中・高学年~
シリーズ8。厳選された「いえ」にまつわる言葉を、迫力ある写真や絵画で綴る図鑑。枯山水から妖怪まで、日本の住文化と美意識を五感で楽しめる。

『かっこいいピンクをさがしに』

なかむらるみ 文・絵       福音館書店         2026/2
中・高学年~
ピンクのランドセルを機に多彩な専門家へ取材。歴史や文学等、硬軟織り交ぜた視点でその正体を追う。桃色に染まる紙面が楽しく、元気をくれる一冊。

月間新刊五つ星 2026/2月号総評! 

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りす

年度の切り替えを控え、今月も子どもたちの成長に寄り添う充実した五つ星本が揃いました。

フィクションは低学年向けの明るく楽しい作品が豊作でしたが、中・高学年向けは厳選したラインナップです。特に『ユリの便箋』は、戦争の影を感じさせる背景が争いの絶えない現代に「平和の尊さ」を問いかける一冊。ほどよいページ数で、当たり前の日常を考え直すきっかけとしてぜひ手に取ってほしい物語です。

ノンフィクションは授業の背景を汲んだシリーズが多く、家庭での工作も楽しめる魅力的な良書が目立ちました。あわせて『おやつのおぼうさん』や『かっこいいピンクをさがしに』は、貧困や多様性といった現代社会の重要なテーマを、子どもたちの心に響く形で描いた、素敵な作品です。

年度末は出版の傾向が似通い、図書館の新刊確保も難しい時期ですが、流行に左右されず、これから出版される作品も一冊ずつ丁寧に吟味してお届けできればと思います。

くり
くり

次回も15日くらいを目安にしています。

くろ
くろ

3月の月間五つ星もよろしくお願いします♪

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