- 【2026年4月】激推し新刊!絵本&児童書【4/1~4/30 読了】
- 『ぽん!』
- 『でておいで』
- 『バスまだかな』
- 『もぐれっしゃ』
- 『さくらんぼどこにある?』
- 『ぼくらニセなかよし』
- 『はっぱのうえに』
- 『コット、はじめてのドライブ』
- 『ゴリラのはなくそ』
- 『くろのしっぽ』
- 『ぼくのランドサル』
- 『1がかけたよ』
- 『きゅうしょくのじかん』
- 『それいけ、ヴォルフガング!』
- 『ハチは救急車ねこ』
- 『いもうとのデイジー : 男の子だと思っていたきみを、女の子としてうけいれるまで』
- 『かおりちゃん』
- 『ゆうれいだきのでんせつ』
- 『窓のまどかさん』
- 『プライド 上巻: 風魔小太郎忍法帖』
- 『ばんざい!ぼくらのフシギ島 : 悩んだら、いつでも来んね』
- 『秘密のフリンドル・ファイル』
- 『神の蝶、舞う果て』
- 『サフィヤの戦争』
- 『さらわれたふたりと少年使節』
- 『おなかをみせて!』
- 『おおきいちょうちんちいさいちょうちん : ゆかいな「反対」ことば』
- 『おしえて、パンやさん! : こむぎからパンができるまで』
- 『ろめんでんしゃがとおります』
- 『くも』
- 『みずべのかくれんぼみいつけた!』
- 『さとやまのかくれんぼみいつけた!』
- 『どうぶつたちの音楽会 : 50の楽器の音色、きいてみない?』
- 『牛乳パックおもちゃ』
- 『花と実のなぞ』
- 『世界のまいにちごはんいただきます! アジア編』
- 『給食コラボ 2 地域・仕事とコラボ!』
- 『蚊とり線香 : イチは、いのちのはじまり』
- 『宇宙飛行士を支える医師 : “宇宙酔い”への挑戦』
- 『こども文様ものがたり』
- 『雲がおしえてくれること』
- 月間新刊五つ星 2026/4月号総評!
【2026年4月】激推し新刊!絵本&児童書【4/1~4/30 読了】

胡桃幼書堂オーナーりすです!2026年4月に読了した147冊から、くり&くろが紹介した作品を含む特におすすめの五つ星41冊を厳選しました。
小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。
親子での家庭読書の参考に、また学校司書の方の選書の参考にもぜひ活用していただきたい素晴らしい本です。ぜひお気に入りの一冊を見つけてください!

まずはフィクションからだよ!
『ぽん!』
村田エミコ さく 福音館書店 2026/3
0歳~
版画の力強い輪郭と色彩が、飛び出す勢いを「ぽん!」という音とともに伝える。静から動への変化はいないいないばぁを思い出す、愉快で笑顔になる絵本。
『でておいで』
スズキトモコ 作 世界文化ワンダーグループ 2026/4
0歳~
クマやフクロウの親から愛らしい赤ちゃんが次々登場するしかけ絵本。明快な色彩の絵が視覚を刺激し、親子で笑顔になる、ギフトにもおすすめの作品。
『バスまだかな』
北村人 著 偕成社 2026/3
1歳~
バスを待つ動物にどんな乗り物がやってくるのか、めくるほどわくわくする。素朴で優しい絵は、穏やかさにあふれていてとても魅力的。ギフトにもおすすめ。
『もぐれっしゃ』
もとやすけいじ 著 佼成出版社 2026/2
3歳~
シリーズ5。冬ごもりをしていた生き物が、春の訪れと共に列車に乗り込んで出発!緻密に描き込まれた駅の様子、道中のハプニング、趣向を凝らした見返し、細部に至る演出に心が躍る。
『さくらんぼどこにある?』
ハダヨシコ 作 小学館 2026/3
3歳~
はっきりした色彩と洗練された造形美が目を引く、デザイン性の高い作品。予想を裏切るさくらんぼの隠し場所にわくわくする。構成の簡潔さと視認性の良さは、お話会の読み聞かせにもむく。
『ぼくらニセなかよし』
出口かずみ 作 小学館 2026/3
3歳~
賞品のために不仲な二匹が奮闘する姿を、ユーモアたっぷりに描く。ネコ特有の習性を活かした失敗談含め、とぼけた愛嬌ある画風にあふれるネコたちに思わず笑顔になる絵本。
『はっぱのうえに』
たてのひろし さく 福音館書店 2026/3
3歳~低学年
葉の上で静かに変化を待つ、てんとう虫のさなぎ。緻密な描写と圧倒的な質感で描かれた変態の過程は大変ドラマティックで、自然界の美しさを鮮烈に印象づける観察絵本。
『コット、はじめてのドライブ』
阿部結 著 佼成出版社 2026/3
3歳~低学年
父とのドライブを通じ、移ろいゆく景色や季節の美しさを描く。映画のような演出と秀逸な背景描写が、日常の何気ない瞬間に宿る永遠を鮮やかに照らし出す、情緒豊かな物語。
『ゴリラのはなくそ』
たなかなおと 文 ほりかわりまこ 絵 あすなろ書房 2026/2
4歳~低学年
何を聞かれても特定の言葉を返すという、ナンセンスな快感に満ちた参加型絵本。ゴリラの圧倒的な迫力が、読者を引き込む。お話会などで一体感を生み出すのに最適な一冊。
『くろのしっぽ』
テス・トーマス 文 カムウェイ・フォン 絵 おかだよしえ 訳 講談社 2026/2
4歳~低学年
自在に動くしっぽで感情を表現する猫の姿を通し、ありのままの自分を肯定する大切さを描く。繊細なモノクロの線画は芸術性が高く、愛らしさと美しさが同居する作品。
『ぼくのランドサル』
石川基子 作・絵 Gakken 2026/3
4歳~低学年
ランドセル選びに訪れた先で驚きの出会い。愉快な設定と、細部まで丁寧に描かれた動物たちの愛らしさが、入学前の子どもの緊張を期待へと変える。型に嵌まらない選択の楽しさと喜び。
『1がかけたよ』
ウーヤーナン さく リウロンシャ え 木坂涼 やく 岩崎書店 2026/3
4歳~低学年
クマ先生の教室で、動物たちが個性豊かな「1」を書く様子を温かく描く。それぞれの良さを認める先生の姿勢が、学びの不安を安心感へと変える。自由な表現を慈しむ、寛容さに満ちた作品。
『きゅうしょくのじかん』
加藤休ミ 作・絵 Gakken 2026/3
5歳~低学年
柔らかな質感で描かれる、小学校生活の楽しみである給食の時間。準備から片付け、おかわりを巡るジャンケンまで、教室の活気が温かく伝わる。
『それいけ、ヴォルフガング!』
ヴァージニア・カール 作・絵 松井るり子 訳 徳間書店 2026/3
5歳~低学年
失敗続きの大きな犬が、思わぬ奇跡で村を救う逆転劇。失敗が大仕事に繋がる展開は、ユーモアと幸福感に満ちている。古き良き物語の気品をまとった、心和む作品。
『ハチは救急車ねこ』
なかがわ ちひろ 作・絵 徳間書店 2026/3
低学年~
シリーズ4。夜の動物病院で奮闘する猫の医者をユニークに描く。怪我をした蛇の手術など、緊張感と温かさが共存する。豊かな挿絵が物語を支える誠実な物語。
『いもうとのデイジー : 男の子だと思っていたきみを、女の子としてうけいれるまで』
エイドリア・カールソン 作 ライナス・クルチ 絵 松浦直美 訳 偕成社 2026/3
低学年~
自分を女の子と自認した妹と、戸惑いながらも向き合う兄の視点が胸を打つ。家族の葛藤や変化が率直に描かれ、当事者の思いを自然に理解できる。多様性を学ぶ第一歩としておすすめ。
『かおりちゃん』
内田麟太郎 文 楓真知子 絵 文芸社 2026/3
低学年~小学生
「かわのさん」と呼び方が変わっても、胸の奥に秘めた想いは変わらない。転校を機に溢れ出す切ない感情を、迫力ある絵と詩的な言葉で描き出す。
『ゆうれいだきのでんせつ』
小泉八雲 原作 田辺青蛙 翻案 朱華 絵 東雅夫 編 岩崎書店 2026/3
中学年~
シリーズ。幽霊滝へ向かった女を待つ、衝撃の結末。削ぎ落とされた物語と、精巧で美しい絵が見事に融合。構図の妙が恐怖と強さを引き立てる、八雲の世界への入り口に相応しい作品。
『窓のまどかさん』
戸森しるこ 作 クリハラタカシ 絵 講談社 2026/3
中・高学年~
窓に宿る不思議な存在「まどこさん」との、軽妙で奇想天外な対話を描く。窓から見える景色や豪華な窓の秘密など、日常の風景を新たな視点で捉え直す語り口が秀逸。
『プライド 上巻: 風魔小太郎忍法帖』
小前亮 作 遠田志帆 絵 小峰書店 2026/2
中・高学年~
上巻。襲撃により壊滅した里の再起を誓う、若き忍者たちの成長物語。地に足のついた描写で、戦国時代の様相をリアルに浮かび上がらせる。軽妙な掛け合いと前向きな姿勢が光る、痛快な物語。
『ばんざい!ぼくらのフシギ島 : 悩んだら、いつでも来んね』
辻堂ゆめ 作 主婦の友社 2026/3
高学年~
離島留学で島へやってきた少年が、地域の少年と日常に潜む謎に挑むミステリ。豊かな自然と島民との交流が瑞々しく、物語の快活さと繊細な心理描写が共鳴する、読後感の爽やかな作品。
『秘密のフリンドル・ファイル』
ドリュー・クレメンツ 著 田中奈津子 訳 講談社 2026/2
高学年~
アナログな授業を行う教師と、ある疑問を抱く生徒との知的な戦い。違法アップロードを正す活動を通じて、言葉の持つ力や仲間との絆を丁寧に描写。前作から続く物語の奥行きと、意外な結末までを一気に読ませる魅力的な一冊。前作『合言葉はフリンドル!』と一緒に楽しみたい。
『神の蝶、舞う果て』
上橋菜穂子 著 講談社 2026/1
高学年・中学生~
聖域を守る少年の使命と、相棒を襲う異変を軸にした壮大なファンタジー。不条理な世界で信頼を築き、成長する姿が丁寧に紡がれる。圧倒的な筆致で描かれる世界観が印象的。
『サフィヤの戦争』
ヒバ・ヌール・カーン 作 児玉敦子 訳 静山社 2026/3
高学年・中学生~
占領下のパリを舞台に、モスクを拠点として人道をつくした少女の勇気を描く。実話を基にした物語は臨場感に溢れ、信仰や歴史の多様な視点を与えてくれる。平和への祈りが重なる作品。
『さらわれたふたりと少年使節』
中川なをみ 作 スカイエマ 絵 鈴木出版 2026/2
高学年・中学生~
過酷な境遇にありながら、料理人として希望を繋ぐ少年の旅物語。史実を背景にした船旅の描写は重厚で、当時の国際情勢や人身売買という歴史の闇を鋭く浮き彫りにする充実の一冊。

ここからはノンフィクション!
『おなかをみせて!』
島津和子 さく 福音館書店 2026/3
3歳~低学年
身近な生き物たちの腹側という視点が斬新。精密かつ写実的な絵が、普段目にすることのない裏側の色彩や質感を鮮やかに写し出す。観察眼を養い、自然への知的好奇心を刺激する絵本。
『おおきいちょうちんちいさいちょうちん : ゆかいな「反対」ことば』
加古里子 さく 福音館書店 2026/3
4歳~低学年
かこさんの温かな筆致で、対照的な概念を視覚的に学ぶ知育絵本。懐かしく愛らしいイラストが、抽象的な「反対ことば」を具体的に提示する。親子で指を指しながら言葉の豊かさを楽しめる。
『おしえて、パンやさん! : こむぎからパンができるまで』
ますやパン麦音 作 世界文化社 2026/3
4歳~低学年
北海道の小麦が、パンになるまでを追った写真絵本。スケール感あふれる空撮や、収穫サイクルの解説が知的好奇心を刺激。具体的な数字を交えた構成は食育に最適で、低年齢から学べる良書。
『ろめんでんしゃがとおります』
溝口イタル 絵 こどものほん編集部 文 交通新聞社 2026/3
5歳~低学年
シリーズ。都電荒川線の魅力を、車内から車庫まで余さず描く一冊。力強いイラストで綴られる運転士の仕事や、路線図の解説は発見に満ちている。知識を深めるギフトとしてもおすすめ。
『くも』
武田康男 監修・写真 小杉みのり 構成・文 岩崎書店 2026/3
5歳~低学年
シリーズ。空を旅する水の姿である「雲」の不思議に迫る。珍しい形の雲や色彩豊かな空の表情が壮観で、雨や雪との関係も自然に理解できる。読後空を見上げたくなる、印象的な写真絵本。
『みずべのかくれんぼみいつけた!』
小宮輝之 監修 国土社 2026/3
低学年~
シリーズ。毒々しい外国のワニなどの他、日本の水辺生物の擬態を美しい迫力ある写真で紹介。大きな文字と総ルビの解説で、低学年も理解しやすい。擬態探しのヒントや生息地マップあり。
『さとやまのかくれんぼみいつけた!』
小宮輝之 監修 国土社 2026/3
低学年~
シリーズ。里山の昆虫、キジ、エゾユキウサギなどの擬態を、美しい迫力ある写真で紹介。大きな文字と総ルビの解説で、低学年も理解しやすい。擬態探しのヒントや生息地マップあり。
『どうぶつたちの音楽会 : 50の楽器の音色、きいてみない?』
オレ・コネッケ 絵と文 廣瀬由衣 訳 河出書房新社 2026/3
低学年~
動物たちが世界中の楽器を陽気に紹介する。QRコードからシタールやテルミンなど珍しい楽器を含め、すべての楽器の演奏を聴けるのが魅力。親子で感性を育める、五感に響く本。
『牛乳パックおもちゃ』
まるばやしさわこ 工作監修・製作 新日本出版社 2026/3
低・中学年~
シリーズ。牛乳パックで作る、ユニークなおもちゃを厳選。豊富な写真と丁寧な解説により、完成後の色合いや造形の美しさまで楽しめる。巻末には作り方の説明文や発表のコツも。
『花と実のなぞ』
板倉聖宣 著 みなみあすか 絵 仮説社 2026/3
低・中学年~
1980年出版の新版。愛される科学絵本シリーズの名作。タンポポ、アサガオなどを例に、花と実の秘密を明快に図解。観察の「目のつけどころ」を優しく授けてくれる一冊。
『世界のまいにちごはんいただきます! アジア編』
阪口克 文・写真 さ・え・ら書房 2026/3
中学年~
アジアの日常の食卓を、現地の熱気溢れる写真と共に紹介。手軽な再現レシピも充実し、異国の文化を五感で楽しめる。知的好奇心を刺激し、世界への憧れを抱かせる活気と希望に満ちた一冊。
『給食コラボ 2 地域・仕事とコラボ!』
藤本勇二 監修 フレーベル館 2026/3
中学年~
シリーズ2。米農家や漁師、伝統工芸士など地域を支える人々と給食との独創的なコラボを紹介。曲げわっぱで食べる地産地消の献立など、食を通じて郷土への愛着と学びを深めるアイデア多数。
『蚊とり線香 : イチは、いのちのはじまり』
湯澤規子 飯尾裕光 編 赤池佳江子 絵 農山漁村文化協会 2026/3
中・高学年~
蚊取り線香が除虫菊から作られる工程を、豊富な写真で追体験できる。歴史や文化的な背景、さらには痒み止めまで言及されており、身近な夏の風物詩を多角的に学べる。
『宇宙飛行士を支える医師 : “宇宙酔い”への挑戦』
笹井恵里子 著 金の星社 2026/3
中・高学年~
宇宙飛行士を支える耳鼻科医の半生を描く。宇宙酔いの研究が地上の病の治療に繋がる過程が興味深い。挫折や逆風を前向きに越えていく姿は、挑戦する勇気を与えてくれる。
『こども文様ものがたり』
下中菜穂 著 平凡社 2026/3
高学年~
シリーズ。縄文から昭和まで、日本人が文様に込めた願いを時代別に紐解く。三つ鱗や蛇の目など、歴史的背景を伴う意匠の数々を、芸術的な紙面構成で紹介。巻末に型紙あり。
『雲がおしえてくれること』
レイチェル・カーソン 文 ニッキ・マクルーア 絵 千葉茂樹 訳 荒木健太郎 監修
あすなろ書房 2026/3
高学年~
環境保護の先駆者カーソンが遺した、空と海を巡る壮大な物語。私たちは空気の底で生きる存在であるという鋭い視点が、自然への認識を一変させる。穏やかで詩的な文章と力強い絵が印象的。
月間新刊五つ星 2026/4月号総評!

年度始まりの四月は、先月をさらに上回る非常に多くの五つ星作品をご紹介する一ヶ月となりました。
フィクションは、幼児向けから高学年向けまで非常にバランスよく充実したラインナップでした。なかでも高学年向けの読み物は、国内外ともに骨太な良書が揃い、読後も長く記憶に留まるような印象深い出会いが続きました。
ノンフィクションにおいては、学校図書館の蔵書として推薦したいシリーズが光りました。『花と実のなぞ』は、待望の再販により今の小学生たちに再び手にとってほしい名作です。また『世界のまいにちごはんいただきます! アジア編』は、知識が広がる楽しさに満ちた素晴らしい一冊で、今後の続編にも大きな期待を寄せています。
新生活や学校行事で緊張が続く時期ですが、読書が心安らぐ癒やしの時間となることを願っています。今年度も子どもたちの世界を広げる良書を、情熱を持って丁寧にお届けしてまいります。

次回も15日くらいを目安にしています。

5月の月間五つ星もよろしくお願いします♪



