【2026年5月】月間新刊五つ星|おすすめ絵本&児童書

  1. 【2026年5月】激推し新刊!絵本&児童書【5/1~5/31 読了】
    1. 『やさいぐぐぐん』
    2. 『だあれのめ?』
    3. 『けんけんぱっ!?』
    4. 『まねてみよう』
    5. 『おやつできあがり』
    6. 『おかあさんのおかあさんのひ』
    7. 『りんちゃんのすてきなぼうし』
    8. 『かぶとむしがにげた!』
    9. 『あっていって!』
    10. 『しょくどう』
    11. 『スージーのふしぎな一日』
    12. 『ポーはゆめをみる』
    13. 『はし』
    14. 『これなんだっけ?』
    15. 『みてごらん、こんなめちゃくちゃにして!』
    16. 『おてんとさんのたおしかた』
    17. 『もしかしてキセキ』
    18. 『ガージュー先生 : 対馬丸事件を生きぬいた少女の物語』
    19. 『プライド 下巻 : 風魔小太郎忍法帖』
    20. 『あの子は一番』
    21. 『かなたの海の王国 1』
    22. 『ゴーストライン : 海に刻まれた道』
    23. 『じょおうありのりんちゃんうまれたよ!』
    24. 『かぶと』
    25. 『空から見る日本の名所えほん』
    26. 『世界のまいにちごはんいただきます! アフリカ・南北アメリカ・オセアニア・ヨーロッパ編』
    27. 『田んぼと米 : イチは、いのちのはじまり』
    28. 『動かすのが楽しくなる手のひみつ』
    29. 『マダガスカル島へ : 生物多様性をめぐる旅』
    30. 『ナイチンゲールの風が吹く : 大関和と近代看護の物語』
    31. 『エベレストに立つ : ヒラリーとテンジンと冒険をささえた人びとの物語』
    32. 『ダーウィンとフッカー : 世界を変えた友情と探検と発見の物語』
    33. 『森の落としもの図鑑 1』
  2. 月間新刊五つ星 2026/5月号総評! 

【2026年5月】激推し新刊!絵本&児童書【5/1~5/31 読了】

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りす

小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。

くり
くり

まずはフィクションからだよ!

『やさいぐぐぐん』

金内織恵 作     童心社    2026/4
1歳
みずみずしく描かれた野菜たちが、生命力あふれる迫力で迫る。リズムの良い言葉に合わせ、畑での姿から食卓へ並ぶまでを楽しく体験できる。視覚と聴覚の刺激が心地よい絵本。

『だあれのめ?』

accototo 著      文溪堂    2026/4
1歳
「だあれのめ?」という優しい問いかけ。鮮やかな色彩とシンプルな絵が美しく、親子でゆったり楽しめる、贈り物にも素敵な絵本。

『けんけんぱっ!?』

五味ヒロミ 文   はしもとえつよ 絵      国土社    2026/4
2歳
ケンケンパの弾むリズムに乗せて、次々と「ぱ」のつく言葉が登場する。柔らかい絵柄で賑やかに言葉遊びが展開、父親への愛情が覗く場面も。親子で笑顔になれる一冊。

『まねてみよう』

青物横丁 作      講談社    2026/4
2歳
左に個性的な顔のアップ、右に真似る姿を描き、読者も挑戦したくなる!想像力を刺激する参加型絵本。お話会も盛り上がる一冊。

『おやつできあがり』

彦坂有紀   もりといずみ さく     福音館書店      2026/5
2歳
パンや果物に具材を足して、見慣れたおやつを完成させていく絵本。優しい色合いの写実的で美しいイラストが手が出そうなほど美味しそうで、食べる喜びがふくらむ作品。

『おかあさんのおかあさんのひ』

ローナ・バリアン さく   たけもとかなえ やく      好学社   2026/4
3歳
母からその母へと、訪ね歩く姿をクラシカルで繊細な絵で描く。美しい絵が自然の息吹を伝え、繰り返しのリズムが心地よい。母の日にもふさわしい、懐かしくもおしゃれで品の良い作品。

『りんちゃんのすてきなぼうし』

タカタカヲリ 作   イマジネイション・プラス      2026/4
3歳
散歩中の女の子と、彼女を見守るこぐまの交流を愛らしく描く。勇気を出したこぐまの成長を家族が温かく包み込む結末が微笑ましい。日本人の感性に馴染む優しい絵柄が魅力。

『かぶとむしがにげた!』

たしろちさと さく      福音館書店      2026/5
3歳
虫かごから逃げたカブトムシを家の中で探す、少年の焦りと驚きを描く。素朴ながらも写実的な絵が力強さを伝え、近くで眺めているような臨場感と共感を呼ぶ夏の絵本。

『あっていって!』

スギヤマカナヨ 作     アリス館      2026/3
3歳~低学年
「あ」の言い方を変えて魔法をかけたりお化けを払ったり、声を出して楽しむ参加型絵本。はっきりした絵で遠目もきくため、ブックトークやお話会など大人数でも楽しみたい作品。

『しょくどう』

はらぺこめがね 作     偕成社    2026/4
4歳~低学年
賑やかな町の食堂を舞台に、江戸っ子口調のユニークな視点から展開するユーモラスな絵本。俯瞰で描かれる魅力的な定食メニューと意外な結末のアイデアが秀逸な一冊。

『スージーのふしぎな一日』

ミリアム・ヤング さく  アーノルド・ローベル え  石津ちひろ やく  好学社    2026/4
5歳低学年
倒木から見つかった孤児のリスたちを、主人公が慈しみ育てるクラシカルな物語。大切なものを贈り物にかえるなど、深い母性と美しい言葉が優しく響く一冊。

『ポーはゆめをみる』

エスペン・デッコ ぶん   マーリ・カンスタ・ヨンセン え   村井理子 やく       ほるぷ出版         2026/4
5歳低学年
老犬ポーと少年の深い愛を、カラフルでユニークな絵で描いた絵本。少しずつ増える「夢でしかできないこと」を通して、静かに訪れる別れと温かな絆を伝える秀逸な一冊。

『はし』

エーヴァ・リンドストロム 作   よこのなな 訳      岩波書店      2026/4
5歳低学年
通行止めの橋の手前でオオカミに誘われたブタの、緊張感漂う道中を描くスウェーデン発の絵本。とぼけた絵の中に潜む不穏な空気と、一筋縄ではいかない独特なユーモアが光る。

『これなんだっけ?』

深川直美 作     偕成社    2026/4
5歳~小学生
動物園の落とし物の正体をユーモアたっぷりに想像していく絵本。洗練されたお洒落な構図が目を引き、最後の予想外の結末まで読者を惹きつける。小学生まで幅広く楽しめる。

『みてごらん、こんなめちゃくちゃにして!』

劉旭恭 さく  中村加代子 やく      工学図書      2026/4
5歳小学生
大統領の気まぐれな注意から始まり、様々な人へと連鎖していく展開をコミカルに描いた台湾の絵本。社会的なテーマを重くせず、素朴で愛らしい細密画でユーモラスに届ける。

『おてんとさんのたおしかた』

万乃華れん 作  くすはら順子 絵    文研出版      2026/4
低学年
動物園に行きたくない友人のため、雨乞いに奮闘する少年を描く幼年童話。のんびりした関西弁と温かい絵柄が心地よく、日常の愛おしさと優しさが詰まった完璧な一冊。

『もしかしてキセキ』

なかがわ ちひろ 作      のら書店      2026/4
中学年
シリーズ4。言葉が通じない転校生との交流を通じ、心の通じ合いを描く。言葉の壁や孤独を越えて響く言葉の重みが胸を打つ、優しい物語。

『ガージュー先生 : 対馬丸事件を生きぬいた少女の物語』

たじまゆきひこ 作      童心社    2026/4
中学年
対馬丸事件から奇跡的に生還した女性の壮絶な体験と、戦後の語り継ぎを描いた絵本。6日間に及ぶ漂流や戦中を生き抜いた事実を、力強い絵と共に伝える貴重な一冊。

『プライド 下巻 : 風魔小太郎忍法帖』

小前亮 作   遠田志帆 絵   小峰書店      2026/3
中・高学年
民を守る使命を胸に、戦国の世を駆ける三人の若き忍びの絆を描く後編。幼馴染の軽妙な掛け合い、緻密な歴史描写と大胆な虚構が融合し、希望ある幕引きまで一気に読ませる。

『あの子は一番』

朝比奈あすか 作   石山さやか 絵    福音館書店     2026/4
中・高学年
周囲への嫉妬や不満など、誰もが持つ「嫌な自分」をヒリヒリとストレートに描いた作品。どこか懐かしい学校を舞台に、切なくも潔い展開が深く心に残る。

『かなたの海の王国 1』

ゾーラ・ナビ 作   三辺律子 訳      静山社   2026/3
高学年
シリーズ1。亡き母の手紙をきっかけに、少女ヤラの大冒険が始まる壮大な魔法物語。人間味溢れる登場人物や魅力的な仲間たちと紡ぐ、重厚でありながら没入感の高いファンタジー。

『ゴーストライン : 海に刻まれた道』

カチャ・ベーレン 作   こだまともこ 訳      評論社    2026/4
高学年
美しい島の自然を舞台に、少女の切ない心理を繊細に描く。転校生との禁じられた離島への冒険や嵐の中の鳥探しなど、手に汗握る展開とあふれる家族愛・仲間愛が印象的な物語。

くろ
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ここからはノンフィクション!

『じょおうありのりんちゃんうまれたよ!』

ねもとまゆみ 作   たけがみたえ 絵  須田研司 監修   童心社    2026/5
4歳~低学年
世話されていた幼虫のリンちゃんが新女王ありとなり、巣立つ姿を描いた生態絵本。力強い魅力的な絵で寿命や結婚飛行などの生態が低年齢にも分かりやすく伝わる一冊。シリーズ。

『かぶと』

藤川智子 作      講談社    2026/3
低学年~小学生
かぶとに込められた願いを問いかけ形式で学べる。個性的な意匠が美しい絵で紹介され、端午の節句の由来やかぶとの折り方も掲載、お話会やブックトークで紹介したい良書。

『空から見る日本の名所えほん』

PHP研究所 編   黒澤達矢 イラスト    PHP研究所       2026/4
低学年~小学生
日本の名所や世界遺産を美しい立体的な鳥瞰図で巡るパノラマ絵本。写実的で柔らかな絵が圧巻の景色を描き出す。ガイド風の解説付きで、全国を旅する気分を楽しめる。

『世界のまいにちごはんいただきます! アフリカ・南北アメリカ・オセアニア・ヨーロッパ編』

阪口克 文・写真   さ・え・ら書房   2026/4
中学年~
シリーズ。世界各地の家庭料理を、現地の生き生きとした写真と共に紹介する。日本で再現できるレシピも収録され、食を通じて各国の文化や生活を身近に感じられる。

『田んぼと米 : イチは、いのちのはじまり』

農文協 編   中島陽子 絵     農山漁村文化協会     2026/4
中・高学年~
休耕田での米作りを通じ、流通から歴史までを網羅。自由研究に挑む姉弟の視点が親しみやすく、データや昔の農法も、誠実な絵と写真で分かりやすい。調べ学習の指針にも最適。

『動かすのが楽しくなる手のひみつ』

今泉忠明 監修   植木美江 絵   根橋明日美 文     創元社    2026/4
中・高学年~
シリーズ。ゴリラのナビゲーターと手の秘密を探る、大判フルカラーの科学絵本。進化や機能、動物との比較など、知的な雑学を優しい色調の美しいイラストで分かりやすく描く。

『マダガスカル島へ : 生物多様性をめぐる旅』

今森光彦 著      偕成社    2026/4
中・高学年~
マダガスカルの首都や森を巡り、独自の進化を遂げた珍しい動植物を迫力ある美しい写真で捉えた写真絵本。巨大な植物や美しい夕焼けなど、現地の臨場感と感動が伝わる。

『ナイチンゲールの風が吹く : 大関和と近代看護の物語』

田中ひかる 著    小学館    2026/4
高学年~
自立を目指し看護の道を切り拓き、感染症対策に尽力した大関和の伝記。女性の生き方や仕事への偏見に立ち向かう姿は、現代の課題にも通じる誠実で理解しやすい物語。

『エベレストに立つ : ヒラリーとテンジンと冒険をささえた人びとの物語』

アレクサンドラ・ステュワート 文   ジョー・トッド=スタントン 絵  おおつかのりこ 訳
玉川大学出版部      2026/4
高学年~中学生
エベレスト初登頂に挑んだ2人の男の生涯と登頂の道中を描く大型本。大勢の支援者の活躍や壮大な自然の恐怖と夢が洒落た絵で丁寧に綴られ、登頂後の友情まで胸に迫る。

『ダーウィンとフッカー : 世界を変えた友情と探検と発見の物語』

アレクサンドラ・ステュワート 文  ジョー・トッド=スタントン 絵   くまがいじゅんこ 訳 
玉川大学出版部      2026/4
高学年~中学生
「種の起源」誕生の裏にあるダーウィンと植物学者フッカーの絆を描いた豪華な大型本。探検や研究の過程を美しい絵で分かりやすく解説し、情熱と友情の歴史を伝える。

『森の落としもの図鑑 1』

今泉忠明 監修   松井雄功 絵       創元社    2026/4
高学年~中学生
シリーズ1。動物たちが森に残した足跡から、日々の暮らしや行動を推理小説のように読み解く一冊。確かな知識に基づく丁寧な解説と幻想的な美しい絵で、その魅力に引き込まれる。

月間新刊五つ星 2026/5月号総評! 

<span class="bold">りす</span>
りす

新学年の緊張もようやく和らぎ始めた五月は、五つ星作品の顔ぶれもどこか穏やかな明るい印象を受ける一ヶ月となりました。
フィクションは、ユニークな視点や鮮やかな発想が光る、アイデア賞といえるような作品が目立ちました。これからお話会やブックトークなどで子どもたちに披露するのが楽しみです。また、高学年向けの骨太な読み物も印象深く、なかでも『かなたの海の王国 1』はこれからの壮大な展開に期待が膨らむ見事な一冊でした。
ノンフィクションにおいては、みずみずしい魅力にあふれた良書が揃いました。特に今月は『ナイチンゲールの風が吹く : 大関和と近代看護の物語』をはじめとする、伝記的なアプローチの力作が目立ちました。なかでも『エベレストに立つ : ヒラリーとテンジンと冒険をささえた人びとの物語』は、読者の思考を妨げない洗練されたデザインが隅々まで施された素晴らしい作品です。大型本という特徴を活かし、学校図書館でのんびりとページをめくる時間はもちろん、大切な方へのギフトとしてもおすすめしたいほど心に残る一冊です。

そろそろ夏休みを見据えた読書計画や選書を意識する頃かもしれません。子どもたちの夏がさらに充実した素晴らしいものとなるよう、来月も心を込めて確かな作品の数々をご紹介してまいります。

くり
くり

次回も15日くらいを目安にしています。

くろ
くろ

6月の月間五つ星もよろしくお願いします♪

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