【2026年新刊】おすすめフィクション児童書・絵本(4/4号) 3/22~3/28に読んだ本

フィクション担当のくりです
3/22~3/28の読了40冊から、フィクションのよかったもの8冊ご紹介します!
『おやすみれっしゃしゅっぱつしんこう!』
ルイーズ・フィッツジェラルド さく マルガリータ・クフティナ え 服部理佳 やく
岩崎書店 2026/2
3歳~
眠りの世界へ向かう列車の旅を描く。心地よい擬音と、就寝前の習慣を駅名に見立てた構成が入眠を穏やかに促す。画風に好みは分かれるが、寝かしつけの導入として実用性を備えた絵本。
『のらとゆき』
いりやまさとし 作・絵 金の星社 2026/3
3歳~
迷子の白猫になりすました、強がりな野良猫の心の揺れを描く。おばあさんの温もりに触れ、居場所を見つける過程が愛おしい。柔らかな絵が物語に寄り添い、孤独な猫の心情が伝わる。
『めいちゃんのまほうのクッキー』
かなざわまゆこ さく BL出版 2026/3
5歳~低学年
離れて暮らすことになる父のために母に教わり弟と焼いたクッキー。一つに繋がる場面は胸を打つ。愛らしい絵が温かく、卵不使用のレシピや丁寧な解説も充実。親子で挑戦する楽しみも。
『ほんとうのよるをさがして』
マーシャ・ダイアン・アーノルド ぶん スーザン・レーガン え ひさやまたいち やく
評論社 2026/2
5歳~低学年
人工の光に溢れた街で、暗闇を探すキツネたちの旅を描く。光害に悩む動物たちが助け合い、真の夜空に辿り着く展開が秀逸。独特のクールな絵が印象的で、環境問題を身近に考えるきっかけに。
『わにおのわのじはどうかくの?』
乾栄里子 ぶん 出口かずみ え 福音館書店 2026/3
5歳~低学年
名前が書ける喜びを、とぼけた味わいの絵で描く。友のために街へ字を探しに行く姿が微笑ましく、文字を丁寧に綴る尊さが伝わる。見返しの独創的なあいうえお表も魅力的。
『これがわたし』
M.H.クラーク 文 ローラ・カーリン 絵 広松由希子 訳 BL出版 2026/2
5歳~低学年
自然の中で自分の生命力や可能性を確信していく少女の姿を、詩的な言葉で綴る。個性豊かな渋い色調の絵が、力強い世界観を見事に表現。自己の肯定感を高める一冊。
『みつばちのルビー』
前田まゆみ 作 アリス館 2026/2
低・中学年~
蜜蜂の成長と生涯を描く。巣作りや世代交代の仕組みが、説明調にならず物語として瑞々しく綴られる点が秀逸。愛らしい絵に詳細な知識が宿る、蜜蜂の生態を文学的に捉えた学びの詰まる作品。
『万丸食堂、奇跡のソフトクリーム』
山本悦子 著 理論社 2026/2
高学年~
名物ソフトを軸に、時を超えた再会を描く。震災の記憶を巧みに織り交ぜ、過去と現在が交差する構成が見事。淡々としながらも温かい筆致で、喪失を抱える人への静かなエールを送る一冊。
くりが選ぶ 今週の一冊! 4/4号
『わにおのわのじはどうかくの?』
乾栄里子 ぶん 出口かずみ え 福音館書店 2026/3です!

自分の名前が書けるようになったさるのすけが、友達のために街へ「字」を探しに行く物語。街にあふれる文字の中から名前の字を探す二人の姿はのんびり愛らしく、文字を書くことの尊さを優しく教えてくれます。見返し表裏のあいうえお表も必見。優しさと穏やかさに満ちた温かい作品です。

くろのノンフィクション4/4号もよろしくお願いします!



