- 【2026年7月】激推し新刊!絵本&児童書【7/1~7/31 読了】
- 『きゅうりができた!:ぐーちーぽんのうたえほん』
- 『とんだ』
- 『おとまりペンギン』
- 『おもちのかいすいよく』
- 『だるまさんがころんだするひとよっといで』
- 『おまつりって、こわい?』
- 『プリンぷり~ん!』
- 『ママのおむかえ、どっちがはやい?』
- 『やまゆり』
- 『LRT : しんかしたろめんでんしゃライトレール』
- 『あたまにのったタコ』
- 『よるのはくあき』
- 『だいっきら/すきっぷ』
- 『たまごのないしょばなし』
- 『もんぐらかっつあんの歌』
- 『ねぶた』
- 『ひみつの森のオオカミ』
- 『死神』
- 『こわい話の時間です : 左肩のともだち』
- 『おなやみ見つけます ことば医者』
- 『ひまわり食堂の忘れ物』
- 『グリーンワイルド : 扉のむこうの世界』
- 『虫』
- 『へんしんするゆび』
- 『あわてるな!みずはこわいぞあぶないぞ!』
- 『このあと、どうなる?じしゃくのひみつ』
- 『うみのかくれんぼみいつけた! 2』
- 『ハグなんてとんでもない! : 自閉スペクトラム症の動物学者テンプル・グランディン』
- 『トマトパスタがはねるなぞをとけ』
- 『こんなにかわった!やさいくだものむかし・いま』
- 『しらべるふうけいのずかん』
- 『いじめから一歩ふみだすには』
- 『本のPOPを作ろう』
- 『本の帯を作ろう』
- 『図書館の達人になろう』
- 『さわるのが楽しくなる皮膚のひみつ』
- 『大あらしだ! : ハリケーンがやってくる』
- 『AIMの研究 : 「世界初」のネコが長生きする薬ができるまで』
- 『おもしろ標本研究室 : 身近なホネの標本づくりから標本展示のヒミツまで』
- 『子どもだけでつくれるわくわく和菓子 : ゆでる、焼く、蒸す、かためる、しあわせレシピ』
- 『森の落としもの図鑑 3』
- 月間新刊五つ星 2026/7月号総評!
【2026年7月】激推し新刊!絵本&児童書【7/1~7/31 読了】

胡桃幼書堂オーナーりすです!2026年7月に読了した133冊から、くり&くろが紹介した作品を含む特におすすめの五つ星41冊を厳選しました。
小学生向けを中心に、幼児の良書もセレクト。物語だけでなく、理系ジャンルや普段あまり興味を持たなかった分野でも、新たな魅力を発見できる一冊に出会えるはずです。
親子での家庭読書の参考に、また学校司書の方の選書の参考にもぜひ活用していただきたい素晴らしい本です。ぜひお気に入りの一冊を見つけてください!

まずはフィクションからだよ!
『きゅうりができた!:ぐーちーぽんのうたえほん』
さいとう しのぶ 構成・絵 のら書店 2026/6
2歳~
保育園などで人気の歌「きゅうりができた」が愛らしい絵本に。ねこのきょうだいと一緒に収穫を楽しむ姿が描かれる。巻末には親子で楽しめる体遊びの紹介も。
『とんだ』
しいきさいこ 作・絵 岩崎書店 2026/6
3歳~
さまざまな生きものが「とんだ」躍動の瞬間を、美しい色彩と質感で詩的に描く。世界がキラキラと輝きだすような瑞々しいラストが心に残る、のびのびした魅力あふれる絵本。
『おとまりペンギン』
ねじめ正一 文 降矢なな 絵 童心社 2026/6
3歳~
なずちゃんの家にお泊りに来たペンちゃんとの、賑やかで温かい交流。お揃いのパジャマも愛らしく、幸せな時間へと誘う。躍動感ある絵に引き込まれる素敵な絵本。
『おもちのかいすいよく』
苅田澄子 作 植垣歩子 絵 Gakken 2026/6
3歳~
海で過ごすおもち達の姿が愛らしい作品。姿がみえない仲間を他の食材と見間違えながら探す展開と、細部まで楽しめるコミカルなイラストが魅力のシリーズ第二弾。
『だるまさんがころんだするひとよっといで』
澤野秋文 作 ひかりのくに 2026/6
4歳~
公園で出会った子どもたちと「だるまさんがころんだ」を楽しむ絵本。めくるたびに明かされる正体や予想外の展開がユーモラスで、明るい絵とともに惹きつけられる。
『おまつりって、こわい?』
樋勝朋巳 作 世界文化社 2026/7
4歳~
怖がりなうさぎがカッパの強引な誘いで祭りに参加。破天荒な展開に驚きつつ、一歩を踏み出す勇気に共感できる。愛らしく伸びやかな絵が広がり、幸福感に包まれるユーモラスな一冊。
『プリンぷり~ん!』
山崎由貴 作 小学館 2026/6
4歳~低学年
銀色のカップさんとプリン作りに挑む、おいしい絵本。温めや泡立てなどの調理過程をユーモア交えて描き、完成したプリンの艶やかで本格的な美しさにうっとりする一冊。
『ママのおむかえ、どっちがはやい?』
エマ・ヴィルケ 文 ヨアンナ・ヘルグレン 絵 菱木晃子 訳 徳間書店 2026/6
4歳~低学年
お迎えを待つ二人が、自分のママの方が早い!と空想を競う。乗り物からサメの登場まで、仕掛けページと共に広がるシュールで壮大な展開と、力強い絵が魅力。
『やまゆり』
たてのひろし さく 小峰書店 2026/6
4歳~低学年
芽生えから枯れて種を散らすまで、やまゆりの一生を繊細に描いた文字のない絵本。圧倒的な画力で表現された自然の循環と力強い美しさは、見るたびに新しい発見と感動を与える。
『LRT : しんかしたろめんでんしゃライトレール』
みねおみつ 作 福音館書店 2026/6
5歳~低学年
新型路面電車の仕組みを物語に載せて紹介。旧型との比較や電停の構造が分かりやすく、郷愁のある優しい絵で大人も知識を満たせる詳細な内容が魅力。
『あたまにのったタコ』
たしろちさと 作・絵 ジェニー・ギヨーム 原案 講談社 2026/6
5歳~低学年
頭にタコが乗ったまま共存することになった男の子の、戸惑いと思いやりの日々を描く。心の通い合いと少年の成長を、のびのびとした絵で丁寧に綴る。余韻を残す作品。
『よるのはくあき』
かわさきしゅんいち 作・絵 木村由莉 監修 PHP研究所 2026/7
5歳~低学年
恐竜が眠る白亜紀の夜を舞台に、小動物の冒険を迫力満点に描く。限定された色彩と凝った構図が闇の恐ろしさを引き立てる。恐竜好きには一味違う視点から太古の息吹を楽しめる。
『だいっきら/すきっぷ』
林木林 詩 高杉千明 絵 佼成出版社 2026/6
低学年~
両面から異なる二つの詩を楽しめる絵本。感情の起伏を鮮やかに捉えた言葉を、子どもの心情に寄り添った奥行きのある美しい絵が引き立て、心に深く残る。
『たまごのないしょばなし』
しおたにまみこ 作 ブロンズ新社 2026/6
低学年~
詩を書き始めたたまごの葛藤と成長を描く。ウィットに富んだ文章とマシュマロとの対話が深く心に響く。少しシュールな世界観と絵のバランスが絶妙に調和した物語。
『もんぐらかっつあんの歌』
飯野和好 作 童心社 2026/6
低学年~小学生
ひょうきんに踊る復員兵の笑顔の奥にある戦地での悲しみと喪失。直接的な描写がなくとも、戦争の残す深い傷跡と平和への願いが迫力の絵から痛烈に伝わる。
『ねぶた』
池田まき子 文 水野ぷりん 絵 竹浪比呂央 監修 汐文社 2026/7
低学年~小学生
ねぶた師の情熱と制作過程を迫力の絵と語りで届ける知識絵本。躍動感あふれる力強い描写が圧倒的で、熱気と歴史を余すところなく伝える。
『ひみつの森のオオカミ』
ミリアム・ダーマン 文 ニコラ・ディガール 文 ジュリア・サルダ 絵 河野万里子 訳
徳間書店 2026/6
低学年~小学生・一般
美しい歌声の娘と、彼女に心惹かれるオオカミの幻想的な交流を描く。絵画のように緻密でダークな美意識が漂う絵が、切なく深い愛の物語に凄みを与える。『レーナとヒキガエルの紳士』の姉妹本。
『死神』
川端誠 作 ロクリン社 2026/6
中・高学年~
死神の助言で名医となった男の滑稽な末路を描く古典落語。軽快な語り口とユーモアあふれる絵が絶妙に調和。わかりやすく落語の魅力を伝え、小学生向けの夏のおはなし会にもお薦め。
『こわい話の時間です : 左肩のともだち』
井上雅彦 編 新井素子 他 著 おく 画 福音館書店 2026/6
中・高学年~
精鋭作家9名による児童向けホラー短編集。シリーズ3。多様な恐怖を深く味わえる質の高さが秀逸で、子どもだけでなく大人の鑑賞にも耐えうる、読み応え抜群の至高のオムニバス。
『おなやみ見つけます ことば医者』
髙柳克弘 作 kigimura 絵 ポプラ社 2026/6
高学年~
悩みを持つ子に不思議な言葉の処方箋を出す医師の物語。友人関係などの葛藤に寄り添う温かい処方が素晴らしく、洗練された文章とふんわりした絵に癒される。
『ひまわり食堂の忘れ物』
西村友里 作 アヤノアユ 画 くもん出版 2026/6
高学年~
弟の入院や家族の悩みで思いを押し殺す小6の海月。同じく秘密を抱える仲間や子猫との出会いを通じ、素直な感情を取り戻す姿が自然で心に響く夏の物語。
『グリーンワイルド : 扉のむこうの世界』
パリ・トムソン 作 伊藤咲弥 矢島真理 訳 静山社 2026/6
高学年~
母を捜す少女が未知の緑の世界へ飛び込むファンタジー巨編。緻密な世界観と伏線が光る鮮やかな描写が魅力的で、映画のような高揚感を味わえる。

ここからはノンフィクション!
『虫』
タダサトシ 作 こぐま社 2026/6
3歳~低学年
広げると全長約3メートルにもなる圧巻のパノラマ絵本。優しく美しいイラストで四季折々の虫の姿が描かれ、文字がなくても眺めるだけでワクワク広がる一冊。
『へんしんするゆび』
宇田敦子 作 寄藤文平 デザイン 福音館書店 2026/6
4歳~低学年
本にあいた穴に指を入れると、ソーセージなどに次々変身する仕掛け絵本。自分で動かしても読み聞かせても楽しい、アートの魅力が詰まった一冊。
『あわてるな!みずはこわいぞあぶないぞ!』
清永奈穂 文・監修 石塚ワカメ 絵 岩崎書店 2026/6
5歳~低学年
川や海、プールの事故、大雨などの水害から身を守る方法を学べる本。親しみやすいイラストと臨場感あるコマ割りで、幼児から親子で防災意識を高められる。
『このあと、どうなる?じしゃくのひみつ』
いわママ 監修 PHP研究所 2026/6
低学年~
身近なものに磁石を近づける実験写真絵本。スライムやお札などを使ったユニークな実験が明るい構成で描かれ、科学の不思議を楽しく学べる一冊。
『うみのかくれんぼみいつけた! 2』
小宮輝之 監修 国土社 2026/6
低学年~
シリーズ2。岩陰や砂地に潜む海の世界の擬態を鮮明な写真で捉える。大きな写真と平仮名中心の解説で低学年でも面白く読め、探究心を刺激する学習にも最適な構成。
『ハグなんてとんでもない! : 自閉スペクトラム症の動物学者テンプル・グランディン』
エイミー・グリエルモ ジャクリーン・トゥルビル 文 ジゼル・ポター 絵 さくまゆみこ 訳
子どもの未来社 2026/6
低学年~
自閉スペクトラム症の少女が豊かな才能を開花させていく伝記絵本。当事者の視点で描かれた葛藤と成長が胸を打ち、周囲の理解と勇気を与えてくれる。
『トマトパスタがはねるなぞをとけ』
かんちくたかこ 文 北村みなみ 絵 今野柚希 原案 講談社 2026/5
低・中学年~小学生
トマトパスタのソースがはねる原因を調べた研究絵本。実験や図解が非常に分かりやすく、ポップで明るい紙面が魅力。自由研究のヒントにもなる楽しい作品。シリーズ。
『こんなにかわった!やさいくだものむかし・いま』
ほりかわあきな 著 農業・食品産業技術総合研究機構 監修 講談社 2026/6
中学年~
現代の野菜や果物が昔どんな姿だったかを対比する絵本。驚きの変遷と豆知識が満載で、身近な食への好奇心や探究心を楽しく刺激する。
『しらべるふうけいのずかん』
おかべたかし 文 やまでたかし 写真 東京書籍 2026/6
中学年~
シリーズ。全国の珍しい風景写真と謎解き解説で楽しむ知的な写真絵本。美しい構図とおしゃれな装丁が秀逸で、どこからでも気楽にめくれる贈り物にも最適な体験型の本。
『いじめから一歩ふみだすには』
ルイーズ・スピルズベリー 文 スコット・ギャレット 絵 くまがいじゅんこ 訳
玉川大学出版部 2026/7
中学年~
シリーズ1。いじめ被害者に寄り添い、加害者に対しても具体的な解決への手順を分解して伝える入門書。思考を整理するわかりやすい構成で、困難な状況を打破する一歩を支える。
『本のPOPを作ろう』
櫛谷孝徳 監修 WILLこども知育研究所 編著 金の星社 2026/1
中・高学年~
シリーズ。本選びから感想の言語化、キャッチコピーや紹介文の作り方までを網羅したPOP制作の解説本。豊富なサンプルや明るいマンガが満載で、読むだけで創作意欲が湧く。
『本の帯を作ろう』
櫛谷孝徳 監修 WILLこども知育研究所 編著 金の星社 2026/2
中・高学年~
シリーズ。本の帯作りを通じて、作品の魅力を伝える方法を学ぶ本。感想の言語化からキャッチコピーのコツ、背の工夫まで網羅。豊富なサンプルとポップな漫画で楽しく学べる。
『図書館の達人になろう』
櫛谷孝徳 監修 WILLこども知育研究所 編著 金の星社 2026/2
中・高学年~
シリーズ。学校図書館や地域図書館の仕組み、本の探し方、イベント例までを網羅した本。明るいマンガとデザインで分かりやすく、図書委員の活動にも役立つ魅力に満ちている。
『さわるのが楽しくなる皮膚のひみつ』
今泉忠明 監修 くぬぎ太郎 絵 創元社 2026/6
中・高学年~
シリーズ。カメレオンの愛らしい案内で学ぶ皮膚の仕組みと進化の科学絵本。柔らかな色彩の図解と深い雑学が満載で、読み応えと美しさを兼ね備えた贈り物にもおすすめの作品。
『大あらしだ! : ハリケーンがやってくる』
ジェイソン・チン 作 津田紗矢佳 訳 ウェザーマップ 監修 福音館書店 2026/7
中・高学年~
ハリケーン発生から上陸、避難や復旧までを丁寧に描く。美しい絵とともに観測技術や島民の助け合いを紹介し、自然の猛威と防災を深く学べる。
『AIMの研究 : 「世界初」のネコが長生きする薬ができるまで』
宮崎徹 監修 学研の科学編集部 編 粟田佳織 文 Gakken 2026/6
高学年~
猫の不治の病に挑む宮崎博士の軌跡を追う。図解やイラストが分かりやすく、秀才でありながらも粘り強く誠実な研究姿勢から、諦めずに努力する大切さを学べる一冊。
『おもしろ標本研究室 : 身近なホネの標本づくりから標本展示のヒミツまで』
えぞホネ団Sapporo 監修 メイツユニバーサルコンテンツ 2026/6
高学年~
標本の役割や作り方を解説した科学本。透明骨格や豚足で作る身近な例から本格的な技法まで網羅し、生命の仕組みや歴史を学べる。夏の自由研究の参考としてもおすすめ。
『子どもだけでつくれるわくわく和菓子 : ゆでる、焼く、蒸す、かためる、しあわせレシピ』
原亜樹子 著 東京書籍 2026/7
高学年~
素朴な和菓子の作り方を脱力感ある絵柄と本格レシピで魅せる解説本。あんこ作りから季節の行事由来、斬新なアレンジまで満載で、親子で愛読したい一冊。
『森の落としもの図鑑 3』
今泉忠明 監修 松井雄功 絵 創元社 2026/6
高学年~中学生
シリーズ3。リアルなイラストと写真で動物の糞から森の営みを読み解く観察本。推理小説のように形や痕跡から真相へ迫る構成が秀逸で、美しさと専門性を備えた贈答にも向く作品。
月間新刊五つ星 2026/7月号総評!

いよいよ夏休みを迎えた七月は、季節の訪れを感じさせる作品を中心に、非常に多くの良書と出会えた充実の一ヶ月となりました。
フィクションは、気分が華やぐ明るい作品から冒険もの、そしてゾクゾクする怪談まで、まさに夏にふさわしいエンターテインメント性に富んだラインナップでした。なかでも『こわい話の時間です : 左肩のともだち』は、夏の定番であるホラーのなかでも極めて良質な一冊です。シリーズ3作目となりますが、過去2作も読みたくなる魅力にあふれています。
ノンフィクションにおいては、自由研究のヒントになる実践的な作品はもちろん、夏のひとときを楽しく彩る魅力的な本が揃いました。とりわけ『おもしろ標本研究室 : 身近なホネの標本づくりから標本展示のヒミツまで』は強烈な印象を残す一冊です。細部までこだわり抜かれたマニアックな視点が実に見事で、知的好奇心を大いにくすぐられるユニークな作品として深く心に残りました。
夏休みも残すところあとわずかとなりましたが、子どもたちの楽しい読書時間のヒントになれば幸いです。新学期が始まる来月の更新もぜひ楽しみにお待ちください。

次回も15日くらいを目安にしています。

8月の月間五つ星もよろしくお願いします♪



